• 不動産コラム
  • 2019/11/1 (更新日:)

50代から始める不動産投資【事例編6】好きなことだけしたい夫婦のケース

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50代では、ある程度お金も貯まり老後資金対策もできている方もいれば、これからようやく準備できるという方もいるのではないでしょうか。

今回はある程度お金がたまっている方の不動産投資例を紹介します。お金がたまったとはいえ、世間でいわれている老後資金2000万円より多い3000万円ほどで、これに退職金が加われば大丈夫と踏んでいるご夫婦のケースです。さて、どのような不動産投資になったのでしょうか。

【投資家の横顔】好きなことをしたい50代のご夫婦

Fさんは55歳、奥様は56歳のご夫婦。子供は既に社会人となり、特にお金が必要なこともなくなりました。

また、世間でいわれている老後資金2000万円不足問題には対応できるぐらいの預貯金があるため、老後資金もそこまで不安になっていません。

住宅ローンも返済し自宅もありますのでどちらかといえば、老後が楽しみであり、好きなことをしつつ、ボランティアもやりたいと考えています。

そのためには、不労収入もないといけないなと考えたのが不動産投資を行うきっかけとなったそうです。

【投資の背景】月に10万以上の家賃収入を得たい

Fさんご夫婦は現在手元にある3000万円のうち、いくらかを使って月に10万円以上家賃収入が入ってくるようにしたいと考えていました。

ワンルームマンションも検討しましたが、費用対効果を考えるとアパート一棟のほうがうまみがあると考え、もともとの生まれ故郷の岩手県某市に中古のアパート投資を行うことを決定しました。

その土地がどんな場所であり、どんな人が住んでいるか、住みそうか。そうした知見がある場所であるからこそアパート一棟投資しようと決意できたのです。

また、老後は地元に戻ってもよいとも考えており、その際に仮に投資した物件で空室があればそこに住むのもよし、その際には今の東京の物件は売却できるため、資金に困ることはないだろうとも考えています。

【物件選び】地元の業者と連携

Fさんご夫婦は、築10年~20年以内のアパートを選定し、10年ぐらい所有後、いったん売却する方向で検討しました。

そのままもっていることも検討しつつ、新しい物件に資産を組み替えながら10年スパンで年金代わりの資産を構築しようという発想です。

地元の業者に探してもらい1年かかりましたが、これはいいと思う物件が見つかりました。

価格は2000万円、3LDKが2戸と小ぶりですが、築15年、表面利回りが9.4%、満室です。

仮に10年持ちずっと満室であれば、ほぼ元が取れたぐらいの家賃収入となり、空室となったとしてもここならうまるといった場所であったことから選定にいたりました。

もちろん、修繕費用も捻出し、それを差し引いたとしても分があると踏んでいます。中心部からはやや離れますが、車があればまったく問題なく、買い物も困らない場所であるのがメリットに映ったようです。

【FPの分析・アドバイス】地元だからこそ分かる目

Fさんご夫婦の投資目線は地元だからこそわかるものです。地方とはいえ、その地域はさほど人口が減少すると予測されておらず、どちらかといえば山も川もあり緑豊かで住みやすい地域と考えている方が多いようです。

近くには大企業の工場もあり、通勤にも便利そうですのでこのような地域はアパート一棟投資はメリットといえるのではないでしょうか。

Fさん夫婦のように10年後に売却し、次の物件へとかえていくのも手ですし、その方が空室への不安も減るでしょう。

仮に売らずに持つといった場合には、Fさんは空室になったらそこに住むことも検討されているため、さほど不安はなかったとのことでした。

こういったケースの不動産投資であれば、リスク軽減にもつながり、老後資金対策としてある程度資金を確保しつつ好きなことをするスタイルが実行できるのではないでしょうか。

10年後の65歳時にFさんご夫婦がどうなっているか楽しみです。

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