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  • 2022/3/31

仮想通貨のICOとは?だれでも参加できるICOでの仮想

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仮想通貨の話題で「ICO」という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。

  • 仮想通貨のICOとは何なのか
  • 一般の人も参加できるのか

など仮想通貨のICOについて、疑問をお持ちの方も多いと思います。

そんな方に向けて今回は、ICOとは何か、ICOでの買い方と注意点について解説します。

1、仮想通貨のICOとは?

ICOとは、「Initial Coin Offering 」の略で、新規仮想通貨の公開という意味です。
ICOは、企業や団体が、独自のトークン(仮想通貨)を発行し、それを投資家などに売ることで資金調達を行うことを言います。

(1)仮想通貨のICOの流れ

ICOの流れは以下のようになります。

①事前準備

事業立案や仮想通貨の開発などを行い、ICOの目的やスケジュールを記載したホワイトペーパーを準備します。

②告知

ホワイトペーパーを公開し、SNSなどで告知を行います。

③プレセール・トークンセール

ICO前に仮想通貨を販売するプレセールを経て、一般投資家に向けたトークンセールを行います。
一般投資家はトークンセールでICO前に仮想通貨を購入することができます。

④取引所に上場する

順調にすすめば、取引所に上場します。
上場のタイミングでようやく仮想通貨の価格が上がるため、トークンセールの段階で購入した人は利益がでます。

(2)トークンとは

ICOで発行される仮想通貨のことをトークンと言います。
トークンはブロックチェーン技術を利用してつくられたデジタル通貨であり、様々な種類があります。

トークンは電子引換券のような役割を持ち、決済手段として利用できるものや、特定のイベントでのみ使えるものなどがあります。
トークンは仮想通貨とほぼほぼ同じものなので当然価格も変動します。

(3)ICOとIPOとの違い

ICOとにている言葉でIPOというものがあります。
IPOとは、「initial Public Offering」の略で、新規公開株式という意味です。
簡単に言うと、株式か仮想通貨かの違いですが、ICOとIPOは以下の点で大きく異なります。

①国境とスピード感

例えば、日本企業の株式発行の場合、株を発行できるのは国内に限られるため、世界中からの資金集めは難しいです。

一方、仮想通貨は世界中で取引されているため、世界中の投資家から資金調達を行うことができ、送金スピードもかなり早いので、短期的に世界中から資金調達することができます。

②発行の難しさ

IPOで株式を発行して資金を調達するためには、証券取引所に上場する必要があります。
また、その審査のハードルは高くなっています。

一方仮想通貨は、誰でも発行することができ、仲介せずにスムーズに資金調達ができます。
※国の規制によって第3者の仲介が必要になる場合もある

③出資者の権利

株の場合、一定量の株を所有していると貰える、株主優待や議決権のような特典がもらえます。
ICOは優待や議決権のようなものはありません。

2、仮想通貨でICOの目的

企業などが独自トークンを発行して、ICOを行う目的は以下のような狙いがあります。

(1)資金調達

資金調達が1番の主な目的です。
株式やクラウドファンディングと似ていて、発行する側の企業の事業やプロジェクトをアピールして出資してもらいます。

(2)通貨の普及と価値を高める

発行したトークンが普及して認知度が上がり、多く取引されるようになればおのずと価格も上昇します。
そうなれば資金調達の効果を拡大することができます。

3、仮想通貨でICOを行う企業のメリット

資金調達以外にも企業がICOを行うメリットは次のようなものがあります。

(1)返済義務がない

ICOでの資金調達は株式と同様に返済義務がありません。
ICOに出資する人は、お金を貸しているわけではなく、そのトークンに投資していることになります。

その投資したトークンの価値が下がっても、それは投資家の責任のため、企業側がプロジェクトに失敗したとしても出資してもらった資金を返す必要はありません。

(2)世界中から調達できる

仮想通貨は世界じゅうでの取引が可能になっているため、国内だけにとどまらず、海外の投資家からも出資してもらうことができます。

4、仮想通貨でICOを利用するメリット

仮想通貨でICOを利用する人にも以下のようなメリットがあります。

(1)トークンを使うことができる

購入したトークンが仮想通貨取引所で取り扱いが開始した場合は、他の仮想通貨と同様に売買することが可能になります。
また、トークンが導入されているサービスやゲームなどで利用することもできます。

(2)利益を得られるチャンスがある

トークンを購入した時よりも価格が上がれば当然利益が得られます。
ICOでトークンを買うことで、上場前に購入することができます。

上場後は上場前よりも価格が上昇する傾向があるため、ICOでトークンを購入して、上場後に売ることを目的としてICOに参加する投資家も多いです。

(3)少額から購入できる

株式では、最低出資金額が設定されていることがほとんどです。
また、その最低出資金額は10万円前後であることが多く、お金に余裕がある人でない限り、すぐに用意するのが難しいです。

その点仮想通貨は、比較的少ない金額から出資できるため、誰でも参加しやすいのが特徴です。

5、仮想通貨でICOを利用するデメリット

ICOを利用する場合、リスクとなるデメリットがいくつかあります。

(1)詐欺の可能性がある

ICOを行うことは誰でもできるため、これを利用した詐欺が多発しています。
これから成長するような期待を煽って出資を募り、実際にはプロジェクトを進めずにお金を集める手法が主です。

ICOは今のところ株式ほど法律やルールが整っていないのが現状です。
そのため、利用者の保護環境は整っていないので、自己責任でICOに参加することになります。

(2)プロジェクトが中断する可能性がある

取引やプロジェクトが規制によって中断される可能性があります。
仮想通貨に関する法律はまだまだ整っていないため、今後新たな規制が追加されてくる可能性も十分にあります。
情報収集を十分に行い、このようなリスクを避けるようにしましょう。

(3)資金を失う可能性がある

必ず儲かる仕組みというものはこの世に存在しません。
そのため、ICOで買ったトークンの価格が下落するケースももちろんありますし、プロジェクトが中断されて、トークンが自然消滅することもあります。
投資にはリスクがつきものなので、しっかりと理解しましょう。

6、仮想通貨のICOの買い方と注意点

ICOは一般投資家でも参加することができます。
ICOの買い方の流れと、注意点を解説いたします。

(1)ICOの買い方

①ICOの情報収集

まずはICOの情報を集めます。
詐欺被害も多くあるため、正しいICOの情報を得るために、きっちりと行いましょう。

②ICOへ投資するために仮想通貨を購入する

ICOで発行されるトークンは、日本円で購入できないことがほとんどです。
ICOで発行されるトークンは、仮想通貨によって購入できるため、まずは仮想通貨取引所の口座を開設し、ビットコインなどを購入するのが良いでしょう。

③ウォレットを作る

次に、トークンを受け取るためのウォレットをつくります。
ウォレットは仮想通貨の財布の役割を持ちます。
そのウォレットに購入したビットコインなどの仮想通貨を入金しておきます。

④プレセールに参加して仮想通貨を送金する

プレセールに参加して、ウォレットから購入したいトークン分の仮想通貨(ビットコインなど)を指定されたアドレスに送金します。

⑤トークンを受け取る

④を完了すると、購入したトークンが自分のウォレットに入金され、受け取りが完了します。
その後は、上場するまで保管したり、プロジェクトに利用したりできます。

(2)ICOを買う際の注意点

ICOでトークンを購入する際に注意する点がいくつかあります。

①ICOに関する明確な法律がまだない

ICOに関する明確な法律がないことから、国ごとにルールが違ったり、ルールの変化が激しかったりなど、法律の動きが激しいです。
そのため、行政機関がだしている情報はこまめにチェックしましょう。

②ホワイトペーパーを確認する

ICOの目的やスケジュールが細かく書かれているホワイトペーパーを確認しましょう。
詐欺目的のICOは、ホワイトペーパーが無かったり、内容が薄かったりするケースが多いです。

値上がりする仮想通貨は、ビジョンが明確で開発がしっかり進んでいく特徴があるのでホワイトペーパーをしっかりと確認しましょう。

まとめ

ICOは正しい情報をキャッチアップして、分析し判断する力が必要です。
情報をこまめにチェックし、詐欺などのリスクを避けるようにしましょう。

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