「不動産にも、クラウドファンディングってあるの?」
近年、「クラウドファンディング」のサービスが広がり、資金調達の1つの手段として定着してきましたよね。
実は、不動産にもクラウドファンディングがあるのをご存知ですか?
少額から始められる不動産投資の手段として、「不動産のクラウドファンディング」があります。
今回は、
- 不動産クラウドファンディングとは
- 不動産クラウドファンディングのメリット・デメリット
- 不動産クラウドファンディングの選び方
- 不動産クラウドファンディングの注意点
- 不動産クラウドファンディングを成功させるためには
について、毎月不動産に興味ある方が数万人訪問するメディアである不動産投資の教科書が、詳しく解説します。
本記事で、不動産のクラウドファンディングとはどういったものなのかご理解頂ければ幸いです。
不動産投資の教科書では、不動産投資についての書籍をプレゼントしておりますので、ぜひ応募してみてください。
クラウドファンディングの選び方
- 不動産投資型クラウドファンディングの概要
- 不動産投資型クラウドファンディングの
メリットデメリット - 不動産投資型クラウドファンディングの選び方
- おすすめのクラウドファンディングサービス
目次
1、不動産クラウドファンディングとは?
最近注目を集めている不動産クラウドファンディングですが、一体どのようなものなのでしょうか?
本章では、そもそも不動産クラウドファンディングとは何なのか解説します。
(1)そもそもクラウドファンディングとは?
不動産のクラウドファンディングを解説する前に、そもそも「クラウドファンディング」についてどういうものなのかを解説します。
「クラウドファンディング」は、インターネット等を通して自身のプロジェクトを発信し、その思いや活動に賛同した人から資金を募ることができる仕組みを指します。
(2)不動産クラウドファンディングとは?
不動産のクラウドファンディングは、「(1)そもそもクラウドファンディングとは?」で解説したクラウドファンディングを不動産に活用したものです。
具体的には、投資家から資金を集めて不動産を運営し、得た収益を投資家に分配する手法になります。
不動産のクラウドファンディングは、投資の初心者でも手を出しやすく、少額から始められる低リスクの資産運用方法として、注目を集めています。
(3)不動産クラウドファンディングの種類
不動産クラウドファンディングには、以下の2つの種類があります。
- 不動産投資型クラウドファンディング
- 不動産融資型クラウドファンディング
①投資型
投資型の不動産クラウドファンディングは、複数の物件の中から、投資用物件を自分で決めることができます。
投資型は、特定の不動産に対して出資を行うという特徴があります。
②融資型
融資型の不動産クラウドファンディングは、不動産を運営する事業者に対して融資を行い、一定期間後に利息が加算され投資家に返済される方法です。
融資型は、事業者に対しての融資を行うという特徴があります。
2、不動産クラウドファンディングのメリット・デメリット
不動産クラウドファンディングには、どのような特徴や魅力があるのでしょうか?
本章では、不動産クラウドファンディングのメリットとデメリットを解説します。
(1)不動産投資クラウドファンディングのメリット
不動産クラウドファンディングのメリットは、以下の3つが挙げられます。
- 少額資金から始められる
- 手間が少ない
- リスクが低い
不動産投資クラウドファンディングのメリット①少額資金から始められる
「不動産」と聞くと、費用面の負担が大きいイメージを持つ方はいらっしゃいませんか?
不動産クラウドファンディングは、1万円という少額から投資を始めることができます。
少額資金から始められることが、投資が初めての方に人気な理由の1つです。
不動産投資クラウドファンディングのメリット②手間が少ない
不動産クラウドファンディングは、投資に関する手間が少ないことが魅力として挙げられます。
通常の不動産投資であれば、現物資産のため投資物件の管理や修繕などが必要です。
不動産のクラウドファンディングは、事業者が建物の管理や修繕を担います。
そのため、資産運用かかる時間や費用などの手間を最小限に抑えることができます。
不動産投資クラウドファンディングのメリット③リスクが低い
不動産クラウドファンディングは、各事業者がリスクを抑える取り組みをしていることが多きことで、リスクを最小限に抑えることができる特徴があります。
取り組みの一例として、「優先劣後方式」が挙げられます。
優先劣後方式とは、運用していくなかで損失が出てしまった場合、事業者の出資分から先行して損失分に充てられる仕組みです。
その他にも、固定の金額が支払われる「マスターリース契約」など、不動産のクラウドファンディングでは、リスクに対処する取り組みをしています。
(2)不動産投資クラウドファンディングのデメリット・リスク
一方で、不動産のクラウドファンディングのデメリットは以下のようなことが挙げられます。
- レバレッジ効果が薄い
- 元本割れリスク
- 事業者の倒産リスク
不動産投資クラウドファンディングのデメリット①レバレッジ効果が薄い
不動産クラウドファンディングは、担保されるものがないため、融資を受けることが困難です。
基本的に現金のみで投資をするため、少ない自己資金から融資を受けて大きな利益を生み出すという大きなレバレッジは効かせることができません。
不動産クラウドファンディングでは、リスクを最小限に抑えて、安定的な収入を得る資産運用法になります。そのため、レバレッジ効果が薄いことがデメリットに挙げられるでしょう。
不動産投資クラウドファンディングのデメリット②元本割れリスク
不動産クラウドファンディングでは、各事業者によってリスクを抑える取り組みをしていますが、元本割れする可能性が0ではありません。運用中に十分な賃料を得られず、事業所が収益を得られない場合、分配金が支払われません。
不動産投資クラウドファンディングのデメリット③事業者の倒産リスク
不動産クラウドファンディングでは、投資物件の所有権や賃借権は事業者にあります。
そのため、万が一事業者が倒産した場合、元本割れを引き起こしたり、出資金がまったく戻らなかったりするリスクがあります。
3、不動産クラウドファンディングの選び方
実際に不動産クラウドファンディングを検討している方にとっては、「どうやって会社を選べばよいの?」「どのサイトを利用すればいいの?」と疑問に思っていらっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
本章では、不動産クラウドファンディングをどのようにして選べばよいのかについて解説します。
今回紹介する不動産クラウドファンディングを選ぶポイントは、以下の3つです。
- 事業者が信頼できるか
- 豊富な物件数
- 開示されている情報量の多さ
(1)事業者が信頼できるか
不動産クラウドファンディングでは、事業者が信頼できるかどうかが最も重要な判断軸となります。
「2、不動産クラウドファンディングのメリット・デメリット」で説明した通り、事業者が倒産すれば、元本割れなど様々な深刻なリスクが生じます。
事業者を選ぶときは、経営状態や過去のトラブルの有無・対応、リスクに対する取り組みなどを確認することが必要です。
事業者をしっかりと見極めることで、安心して不動産クラウドファンディングができるでしょう。
(2)豊富な物件数
不動産クラウドファンディングは、募集金額や口数が決まっていおり、先着順もしくは抽選によって投資家が決められます。そのため、取り扱う物件数が少ないと希望の条件に合う物件が見つからなかったり、競争率が高かったりで投資の機会が減少します。
物件数が豊富であれば、複数の物件から比較して投資できるうえに、自分の好きなタイミングで投資することができるでしょう。
(3)開示されている情報量の多さ
不動産のクラウドファンディングのリスクを抑えるためには、事前に物件に対して起こり得るリスクを知っておくことが重要です。
物件情報だけではなく、空室リスクや収益シミュレーションまで開示されていると、事業者・物件の両社に対して、安心してクラウドファンディングができるでしょう。
4、不動産クラウドファンディングの注意点
続いては、不動産のクラウドファンディングを検討している方にとって、気を付けるべきポイントを紹介します。
今回紹介する注意点は、以下の通りです
- 事業者の比較検討
- 早めに応募する
(1)不動産クラウドファンディング事業者の比較検討
1つの事業者に絞って、投資物件を探すのは注意しましょう。
希望する条件が合う物件が、他社で取り扱っている可能性があります。
不動産クラウドファンディングは、各事業者によって取り扱う物件数や実績、料金など様々です。
複数の事業者を比較した上で、最も自分に合うサービスを選択するようにしましょう。
(2)早めに応募する
不動産投資クラウドファンディングは、通常の不動産投資と比べて物件数が少ないので、利回りが高いなど人気な物件は応募が殺到します。
中には、先着順で不動産投資クラウドファンディングができるかどうか決定するので、早めに応募することを心がけましょう。物件の情報は事前に公開されることが一般的です
5、不動産クラウドファンディングを成功させるためには?
ここまで、不動産のクラウドファンディングについて、選び方や注意点を紹介してきましたが、「結局どの部分で投資の成否が決まるの?」と気になっているかもしれません。
結論から言うと、「事業者選び」「物件」の2点が不動産のクラウドファンディングの成否に大きく関わります。
「この会社って信頼できる会社なの?」
「この物件買っていいの?収益性は?」
といった疑問を解決するために、私たち「不動産投資の教科書」では、「セカンドオピニオン」を展開しております。
当サービスでは、「現物不動産投資」の相談がメインとなりますが、不動産のクラウドファンディングについても相談可能です。
メディアという中立的な立場のセカンドオピニオンを受けることによって、営業目的のトークに惑わされず、冷静な判断を下すことができるようになります。
まとめ
不動産クラウドファンディングについて、ご理解頂けましたでしょうか?
不動産クラウドファンディングは、少額から始められる資産運用法として注目を集めています。
投資初心者の方でも、始めやすい商品でしょう。
ぜひご興味がある方は、一度検討してみてはいかがでしょうか?