• 不動産売却
  • 2021/10/14 (更新日:)

不動産見積もりを無料でもらう3つの方法

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不動産の売却について考えると、まず何を思い浮かべるでしょうか?

  • 「いくらで売れるか知りたい」
  • 少しでも高く売りたい
  • うまく言いくるめられて安く買い叩かれたくない

など、いろいろとお考えになるでしょう。

不動産は高額商品なので、足元を見られたり安値で買い叩かれたりすると、その価格差もかなりの金額になります。

ただ、そもそも不動産の適正価格を知らないと売却損をしているのかもわからないでしょう。それを防ぐために行うことが不動産の「見積もり」です。

そこで、不動産を売る際に損したくないという方のために

  • 不動産見積もりの基礎知識(不動産見積もりが重要な理由)
  • 不動産見積もりの3つの方法
  • 不動産の見積もりを行った売却成功例

などについて詳しく紹介しています。

売却価格ヘの不満を解消するための情報満載ですので、ぜひ最後までお付き合いください。

不動産査定攻略マニュアル!少しでも高く売却する方法を解説

より手間なく高く売却するには?

  • 一括査定サイトの利用がおすすめ
  • 複数の査定結果を比較することで相場がわかり、より高値で売却することができる
  • サイトの審査に合格した大手・優良企業1,800社以上と提携
  • 「プライバシーマーク」を取得しているので個人情報の取り扱いに安心感がある
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1、不動産見積もりの基礎知識

まず初めに、不動産の見積もりについての基礎知識を説明します。

(1)不動産の見積もりとは

不動産の見積もりとは、不動産を売却するための適正価格を知ることです。

適正価格とは、「その物件を売りに出したら高い確率で買い手がつく価格の上限」のことで、不動産の専門家でなければ適正価格をはじき出すのは難しいでしょう。

感覚的に「いくらくらい」ということは分かるかも知れませんが、それだけでは不動産の売却に失敗する恐れが十分あります。

売却時には査定という言葉でも表現されますが、意味合いはほぼ同じです。

厳密には、見積もりは物件価格以外にも動くお金(登記費用や税金、手数料など)についても計算に入れた不動産会社による「最終的な手残り価格」とも考えられます。

いずれにしても適正価格を知ることが物件を高く、そして早く売るための必須条件であることを押さえておいてください。

(2)不動産の見積もりサービスが人気な理由

ネット上には、一括見積サイトなどを含む不動産の見積もりができるサービスがとてもたくさんあり、人気な理由としては以下のようなものがあります。

  • とりあえず見積もりだけしたい
  • 売却営業をかけられるのを好まない
  • 手軽、無料にできるから

これだけメリットの大きいサービスを利用しない手はありません。今すぐ売却する予定がなくても、

  • 価格さえ納得すれば売っても良い」

と少しでもお考えなのであれば、見積もりサービスの利用をオススメします。

2、不動産見積もりをすることのメリット

(1)見積もりで適正価格を知っていると交渉を有利に進められる

不動産の売却では売主と買主の交渉が行われ、必ずそこでは「少しでも高く売りたい」と思う売主と、「少しでも安く買いたい」と思う買主との攻防が繰り広げられます。

仲介を担当する不動産会社を介して行われるので直接やり取りをすることはありませんが、売主と買主の双方で意識されるのが対象となる不動産の相場、適正価格です。

買主はそこからいくら値引きできるかを考え、売主はいかに相場より上乗せして売れるかを考えます。

そのため、不動産の相場を知らなければ売却のスタート価格がおかしくなり、根本的に高く売却することが難しくなるでしょう。

相場や不動産の状態を考慮した適正価格をしっかりと知った上で売却をするのが、不動産を高く売るには最も重要なポイントなのです。

そして、適正価格を知るための手段が、不動産の見積もりなのです。

(2)見積もりをすると早く売れる

不動産を売却する大きな目的は「高く早く売ること」でしょう。

どんなに高く売れる可能性のある物件だとしても、実際に売却できなければ意味がありません。売主にとって不動産を早く売ることは、高く売ることと同じくらい大切なことなのです。

不動産の見積もりを事前に行って適正価格を知ってから売り出すことにより、高く売れるだけでなく早く売れる可能性が高くなります。

なぜなら、相場に基づいた適正価格で売り出しているので買い手がつきやすく、商談もスムーズに進むからです。

3、不動産の見積もりをするための3つの方法

不動産見積もりの基礎知識について理解することはできたでしょうか?

次は、実際に不動産の見積もりをするための3つの方法についてご紹介します。

先ほど、不動産の専門家でなければ適正価格をはじき出す(見積もりをする)のは難しいと述べましたが、実際には自分でも見積もりをする方法があります。

  • 不動産売却一括査定サイトを使用する
  • AI(人工知能)で不動産の見積もりをする
  • 自分で情報を調べて不動産の見積もりをする

一括見積サイトを使うと少ない手間で不動産会社が持っているノウハウを活用することができるので、とても効率的です。
「不動産見積もり=一括査定依頼」といっても良いほど密接な関係にあるので、一括査定については「3、不動産売却一括査定サイトで不動産の見積もりをする場合」で詳しく解説します。

2つ目のAI(人工知能)で不動産の見積もりをする方法は、過去の取引実績などをビッグデータとして活用し、人工知能が適正価格を推定するというものです。こちらについては「4、AI(人工知能)で不動産の見積もりをする場合」で詳しく解説します。

3つ目の自分で情報を調べて不動産の見積もりをする方法は、最終的にはご自身の推測が必要になるので正確性においては個人差が出てきてしまいます。こちらについての詳細は「5、自分で情報を調べて不動産の見積りをする場合」で解説します。

4、不動産売却一括査定サイトで不動産の見積もりを依頼する方法

不動産の適正価格を見積もりできるのは、他ならぬ不動産会社です。

昨今では、「不動産会社に見積もり依頼=仲介依頼」という昔ながらの図式を解決するために不動産の売却一括査定サービスが人気となっています。

(1)不動産一括査定サイトを利用する3つのメリット

まず初めに、不動産一括査定サイトを利用するメリットについて紹介します。

①無料で見積もりができる

気軽に何度でも利用したいという人にとって、無料であることは大きな意味があります。査定の結果を聞くところまでが無料なので、

  • ちょっと相場を知りたい
  • 今売ったらいくらになるんだろう?

という気軽なニーズにしっかりと応えてくれます。

無料だからといって、不動産会社の査定がずさんになるようなことはないのでご安心ください。

②一度に複数の不動産会社に査定依頼を出せる

一度の操作で複数の不動産会社に見積もりの依頼を出せるのも大きなメリットです。

自分で不動産会社を探して見積もりをする場合、何本も電話を掛けてやり取りをしなければなりません。しかし、一括査定サイトなら10分程度で終わる一度の操作で複数社に見積もりを依頼することができるのです。

③今すぐ売却する気がなくても利用可能

不動産の見積もりをしたいという人のニーズは、必ずしも今すぐ売りたいというものばかりではありません。

むしろ、

  • 今売ったらいくらになるんだろう?

と、参考程度に知っておきたい人の方も多くいらっしゃいます。

このような方にとって、一括査定サービスはとても便利です。不動産会社もそのあたりは心得ているので、

  • ちょっと知りたい

という方に営業攻勢をかけて会社の評判を悪くするようなことはしません。

気軽に無料で使えて、「ちょっと知りたい」という目的にも応えてくれるのも、一括査定サイトを利用する大きなメリットでしょう。

(2)不動産一括査定サイトの2つの注意点

メリットがある一方で、一括査定サイトにもデメリットは存在します。

①査定の依頼先はサイト次第なので結果も異なってくる

一括査定サイトには、実在の不動産会社が登録をしていて、サイトで入力した情報がそれぞれの登録会社に一括送信され、そこからの返答が来るという仕組みになっています。

一括査定サイトごとに登録されている不動産会社の顔ぶれが異なるので、当然ながら査定の結果にも違いが生じます。

ただし、同じ資産なのに査定結果が異なるのは不動産の世界では当たり前のことなので、1つの一括査定サイトだけに依存するのではなく、複数のサイトを利用して広い視野を持つことをオススメします。

②査定結果=実際の売却価格ではない

不動産売却査定サイトの査定結果は売却価格ではありません。

不動産会社が見積もった査定額というのは、「この価格なら買い手がつくだろう」という推測で成り立っています。

また、不動産の場合は買い手候補が現れただけでは売却とはならず、価格交渉があります。

その際にいかに高く売るか、そして安く買うかというそれぞれの立場の攻防があるので、査定価格は交渉スタートのための基準価格だという認識の方が良いでしょう。

(3)一括査定サイトで不動産の見積もりをする方法

一括見積サイトには複数の不動産会社が登録されていて、サイトに一度見積もり依頼を出すだけで同時に登録されている会社に見積もり依頼が届き、各社からその回答が得られます。

イメージ画像としては以下の通りです。

一度の手間で複数の不動産会社に見積もり依頼を出すことができて、そこから対応や提示価格などを見ながら比較検討ができるのがメリットです。

(4)おすすめの不動産売却一括見積サイト3選

それでは、不動産投資の教科書が厳選したおすすめの不動産売却一括査定サイトを3つほど紹介します。

①すまいValue(すまいバリュー)

☆ポイント☆

  • ご成約件数が「11万件」以上の実績がある
  • 大手不動産会社6社が直営しているサイト
  • 全国「875」店舗ある
  • 最大6社まで一括査定依頼可

すまいvalueの口コミについて知りたい方は「すまいvalueの口コミや評判は?不動産大手6社が運営するメリット・デメリットも紹介!」を合わせてご覧ください。

公式サイトはこちら

HOME 4 U

売却査定サイトHOME4U

☆ポイント☆

  • 入力約60
  • 500万人利用
  • 「不動産一括査定サイト」として日本最大級
  • 大手不動産会社参画率1位
  • 15周年の老舗で安心
  • 最大6社まで一括査定依頼可

HOME4Uの口コミについて知りたい方は「HOME4Uの口コミ・評判は?実際に利用した人の口コミ・評判を紹介!」を合わせてご覧ください。

公式サイトはこちら

③SRE不動産(旧ソニー不動産)

売却査定サイト SRE不動産

☆ポイント☆

  • 入力約60
  • ソニーグループの安心感
  • 売り手の利益を優先できる「売却エージェント制」
  • 「囲い込み」しない透明性の高い取引
  • 成約価格の納得度No.1の実績

SRE不動産(旧ソニー不動産)の口コミについて知りたい方は「SRE不動産(旧ソニー不動産)が売主目線って本当?実際の口コミや評判は?」を合わせてご覧ください。

公式サイトはこちら

いずれも必要事項を入力するだけの簡単な操作性なので、広く回答を得たいと思われる方は複数のサイトで一括査定依頼を出してみても良いと思います。

5、AI(人工知能)で不動産の見積もりを依頼する方法

次が、AIで不動産の見積もりをする場合について説明します。

(1)不動産テック時代の最先端技術で不動産を見積もり

不動産とテクノロジーを組み合わせた造語として「不動産テック」が盛り上がりを見せていますが、この分野では人工知能を使った不動産の見積もりなど新しいサービスが続々と登場しています。

一括見積サイトと違って不動産会社との関わりを持つことなく精度の高い結果が得られるので、「不動産投資の教科書」としても利用をオススメします。

なお、不動産テックについてはぜひ知っておいていただきたい情報が他にもあるので、そちらについては「令和元年の不動産テック|おさえておきたい知識とおすすめサービスランキング」で詳しく解説しています。

1分あれば概要だけでも網羅できる内容となっていますので、ぜひ併せてお読みください。

(2)おすすめの不動産テックによる不動産見積もりサービス2選

それでは、不動産テックの先端技術で不動産の見積もりができるサービスを次項よりご紹介していきます。

①Gate.

https://gate.estate/

Gate.とは株式会社リーウェイズさんが提供する収益不動産向けの価値分析サービスです。

2009年から独自に収集した5,000万件のデータによりかなりの高精度で、

  • 現在の価値(収益還元法に基づく)

に加えて、

  • 将来のキャッシュフロー予測
  • 売却価格予測

が可能です。

例えば、気になる物件を2400万円で購入、2.5%の金利でローンを組み、20年後に売却したとしたらいくらのリターンを得られるかを知ることができます。

②HowMa(ハウマ)

HowMa(ハウマ)は、住所と家の広さを入力するだけで、人工知能が推定価格を算出するというシンプルでありながら使い勝手の広いサービスです。

登録をすることによって機能が追加され、賃貸で住むのと比べてどちらがトクなのかを判定することもできるので、ぜひ一度使ってみてください。

https://www.how-ma.com/

6、自分で情報を調べて不動産見積りをやってみる方法

自分で情報を調べて不動産の見積もりをする方法は少々手間がかかる場合もありますが、AIで不動産の見積もりをする場合と同様、不動産会社と関わりを持つ必要はありません。

詳しくみてきましょう。

(1)自分で情報収集をして適正価格を推測してみる

「どのようにして自分で見積もりをするんだろう?」と疑問に感じている方もいるかもしれませんが、実は現在売りに出ている物件情報や過去の取引事例などといった情報は簡単に無料で手に入れることができます。

売りたい不動産物件の類似物件がずっと売りに出ているとしたら、「その価格では売れない」ことが分かります。

その一方で取引実績を見たら、どれくらい相場との乖離があるのかも分かるので「ここまで強気になると売れないのか」という参考になるでしょう。

これらを調査するためにおすすめ情報源として、国土交通省が提供している不動産取引実績のデータベースと、3大ポータルサイトと呼ばれる不動産売買情報サイトがあれば十分です。

(2)自分で不動産見積もりをするためにおすすめの情報源2選

①国土交通省「不動産取引価格情報検索」

これは「土地総合情報システム」ともいい、不動産の価格相場を調べる(見積もりをする)際に役に立ちます。

国土交通省が不動産会社に対して不動産取引のアンケート調査を行っており、その結果をもとにデータベース化されたサービスです。

一般の人も無料で利用できるので、ここで対象となる不動産物件と条件が似ている物件を探してみて、いくらで取引が成立したのかを見ることで適正価格の参考になるでしょう。


出典:不動産取引価格情報検索

②3大ポータルサイトで類似物件を一発検索

不動産の大ポータルサイトとして知られているのが、

  • SUUMO
  • HOME’S
  • at home

です。

いずれも膨大な数の不動産会社が加盟しており、そこから出される物件情報も膨大です。

それぞれのサイトに強みや特徴があるため、3大ポータルサイトで同じ条件の検索をして見ることがヒントになります。

よくあるのは出回り物件で、3大ポータルサイトのすべてで売りに出ているものについては、一般媒介(※)で売りに出しているにもかかわらず売れる気配がない物件です。

ある意味、反面教師になる存在なので、その物件の価格設定などに注目してみましょう。

(※)一般媒介・・・不動産会社に売却の仲介を依頼する際に、複数の業者に依頼ができる最も縛りの緩い契約形態です。それに対して、特定の1社だけに仲介を依頼することを専任媒介と呼びます。

SUUMO(スーモ)

http://suumo.jp/

LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)

http://www.homes.co.jp/

at home(アットホーム)

スクリーンショット 2014-11-27 11.16.47http://www.athome.co.jp/

7、不動産見積もりを行った売却成功例

中古マンションを売りたいと思っている人がいると想定しましょう。

その人が売りたいと思っている物件は都心から1時間圏内の3LDK物件で、築年数もそれほど古くないので事前の不動産見積りで3,500万円という査定価格が出ました。

複数の査定サービスを利用しても同等レベルの金額が出たので、3,500万円が適正価格であると判断して不動産会社に仲介を依頼しました。

実際に売り出すと買主から若干の値引き交渉があるので、それに応じて最終的な売却価格は3,300万円となりました。

売り出しから1ヶ月以内に売却を完了できたので現金化も早く、満足のいく売却となったのでした。

これがもし、見積もりによる3,500万円という適正価格を知らなかったとしたら、どうでしょうか。以下の通りの失敗パターンが考えられます。

・相談をした不動産会社に2,500万円という買取価格を提示され、1,000万円も安値で買い叩かれてしまった

・ついつい欲張ってしまい4,000万円で売り出したものの買い手がつかず、ジリジリ価格を下げて3,300万円で売れたが、売れるまで2年かかった

このように、不動産の見積もりで正確な相場を知っておかないと売り出し価格の費用感がつかめず、低価格で買い叩かれたり、すぐに売りたくても売れなかったりとお金も時間も損してしまう可能性もあるのです。

まとめ

この記事を最後までお読みになった方は、不動産を高く売りたい、不当に安く売るようなことだけは避けたいとお考えだと思います。そんな方にとって必要な情報を順に解説してきましたが、いかがでしたか?

特に不動産の売却においては事前の見積もりがいかに大切であるかをお伝えできたのではないでしょうか。

今では不動産の見積もりにおいて自分でできることがとても多くなっているので、特に、ここでご紹介した先端技術を使った見積もりサービスを活用して、より正確な事前情報を持った上での売却活動を強くオススメします。

不動産売却をできるだけ高くするコツと見落としがちなポイントを解説

 

 

初心者が知っておくべき不動産投資のバイブル
初心者が知っておくべき
不動産投資のバイブル
  • 不動産投資に興味があるけど何から始めていいか分からない…
  • 営業マンのいうことを鵜呑みにして失敗したくない…
  • しっかりと基礎から学び、できる限りリスクを避けたい…
  • 今は不動産投資の始めどきなのか?
  • 安定収益を得るための不動産投資物件の選び方
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