収入を増やしたくて、副業に興味があるけれど何から始めればよいのだろう……。
副業を始めたいけど、本業の影響が心配……。
家にいる時間も増え、副業を検討されている方も多いのではないでしょうか?
「副業」は、新たな働き方として注目されています。
2018年、厚生労働省が副業の推進を発表したことをきっかけに、副業の解禁が進み、注目が集まりました。
さらに、新型コロナウイルスの感染が拡大した影響でリモートワークが普及し、自分の時間も増えたことで、注目を加速させました。
今回は、そんな注目されている「副業」で稼ぐために、あらかじめ知っておくべき5点を解説いたします。
- 副業とは?
- 副業のメリット・デメリット
- 副業が禁止になることが多い理由
- 副業の注意点
- 副業を成功させるポイント
本記事で、副業について正しく理解したうえで、安心して副業を始めていただければ幸いです。
資産運用については、資産運用とは?|金融商品の種類、メリットデメリット徹底解説にて詳しく解説しています。
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目次
1、そもそも副業とは?
(1)副業の概要
副業とは、本業とは別に副次的に仕事を行うことで、収入を得ることです。
明確な定義はなく、本業とは別に収入を得れば、手段はどうであれ副業となります。
副業はサイドビジネスともいわれており、お小遣い稼ぎ程度の収入から起業や資産運用を行う投資まで、その種類は幅広くあります。
副業を始める目的は人それぞれですが、主に以下のような理由で始める方が多いです。
- 収入を増やしたいから
- スキルアップ
- 人脈構築
- 起業、転職のきっかけづくり
- 社会貢献
(2)代表的な副業内容
本章では、副業として収入を得るには、どのような方法があるのか紹介します。
代表的な副業形態としては、以下のような例が挙げられます。
- パート・アルバイト
- 内職
- 在宅ビジネス
本項では、在宅ビジネスに着目して、代表的な副業を紹介します。
①物販
代表的な副業として、人気なのが「物販」です。
物販とは、「形ある商品を売ること」で、オリジナル商品や、他から買い付けた商品を販売することを指します。メルカリやヤフオクなどが代表例です。
②アフィリエイト
「アフィリエイト」も、副業として人気が高いです。
アフィリエイトとは、成果報酬型の広告で、インターネット広告手法のひとつです。
③投資
「投資」は、使う時間が比較的短く、体力消耗が少ない副業として人気です。
投資には、株式投資やFX、不動産投資などがあります。
投資は、本業で副業を禁止されている会社員でも始めることが可能です。
詳しくは、「不動産投資は副業?会社員や公務員が始める前に知っておきたい6つのこと」で解説していますので、併せてご参考ください。
2、副業のメリット・デメリット
副業には、メリットも多い一方で、デメリットもあります。
本章では、副業にはどんなメリットがあって、どんなデメリットがあるのか詳しく紹介いたします。
(1)副業のメリット
副業の主なメリットは、以下のようなことが挙げられます。
- 収入が増える
- 人脈が増える
- スキルの習得・向上
①収入が増える
副業の最も大きなメリットとして、収入源を増やすことが見込めます。
本業での収入が減ってしまった場合でも、副業で収入があることでリスク管理にもなり、本人の安心につながるでしょう。
②人脈が増える
副業を始めることによって、本業では広げることができない領域まで人脈を広げることができます。人脈が広がることで、新たな発見も増えるでしょう。
③スキルの習得・向上
副業によって、未経験のことに挑戦して新しくスキルが習得できたり、本業の業務を生かすことによってスキルを向上したりすることができます。
本業のスキルを副業に活かせたり、副業が本業に活かせたりすることもあるでしょう。
(2)副業のデメリット
一方で、副業の主なデメリットは、以下のようなことが挙げられます。
- 失敗のリスク
- 長時間労働
- トラブル
- 確定申告の手間
①失敗のリスク
副業をすることによって、必ずしも収入が増えるわけではありません。
初期投資が必要な副業で失敗した場合は、赤字になってしまうリスクもあります。
②長時間労働
副業を始めると、本業とは別に仕事をする時間が必要不可欠です。
本業に加えて副業も行うと、労働時間が長くなり、心身ともに負担が大きくなります。
十分な休息が取れず、本業に支障が出るかもしれません。
③トラブル発生の可能性
副業をすることによって、本業である勤務先との間にトラブルが発生してしまう恐れがあります。
トラブルの事例で代表的な例は、情報漏洩など会社の機密情報の取り扱い問題です。
④確定申告の手間
副業で年間20万円以上の売り上げがある場合、個人で確定申告をする必要があります。最初は、慣れない確定申告に手間取ることも多いでしょう。
3、副業が禁止になることが多い理由|会社に与えるリスク
国から副業が推進されている一方で、副業を認めていない企業は多くあります。
なぜ、副業を禁止にする企業が多いのでしょうか?
本章では、副業が禁止になることが多い理由を、会社に与えるリスクを踏まえて解説します。
(1)情報漏洩のリスク
会社としては、これまで培ってきたノウハウや機密事項が社外に漏れることは避けたいことでしょう。
「2、(2)③トラブル発生の可能性」でも説明したように、副業でかかわる企業に、本業で得たノウハウや機密事項を開示してしまうのは、情報漏洩のトラブルとなります。
情報漏洩のリスク管理の観点から、副業を禁止にする企業が多いです。
(2)本業に支障が出るリスク
副業をすることによって本人への負担が増加し、本業のパフォーマンスが低下することは、会社の利益の損失にもつながるので大きなリスクとなります。
また、違法性がある副業に手を出していた場合、その影響によって会社の信用を落とすことにもなりかねません。
副業をすることによっての本業への影響を考えて、禁止にする企業が多いです。
4、副業をはじめる前に!副業の注意点
これから副業を始める方にとって、どんな点に注意すればよいのか気になるかと思います。
本章では、副業の注意点について解説いたします。
(1)副業が可能か就業規則を確認する
まずは、本業の勤務先で副業が認められているのか就業規則を必ず確認しましょう。
- そもそも、副業が認められている会社なのか
- 副業の条件や規定
- 相談や申請の有無
就業規則に違反した場合、懲戒の対象となってしまう場合があるので注意が必要です。
(2)税金が増える可能性がある
「2、副業のメリット・デメリット」でも説明した通り、副業収入が年間20万円を超える場合、源泉徴収票を用意して税務署で確定申告を行う必要があります。
所得税を支払ったり、源泉徴収票を用意したりする手間が嫌な場合、副業収入を年間20万円未満に抑えることが必要です。
(3)社会保険料が増える可能性がある
短時間労働者として、本業とは別の事業所で給与所得を得ている場合、社会保険料が増える可能性があります。
社会保険の加入要件は、以下の通りです。
- 1、1週の所定労働時間および1月の所定労働日数が、一般社員の4分の3以上である
- 2、下記の5条件をすべて満たしている。
①週の所定労働時間が20時間以上であること
②1年以上雇用が見込まれること
③賃金の月額が8.8万円以上であること
④学生でないこと
参照:日本年金機構「短時間労働者に対する健康保険・厚生年金保険の適用の拡大」
5、副業を成功させるポイント
本章では、副業を成功させるポイントを紹介します。
今回紹介するポイントは、以下の通りです。
- 自分に合った副業を始める
- 計画的な副業をする
(1)自分に合った副業を始める
副業で収入を得るには、様々な手段があります。本業に影響が出ないことを前提とした、自分に合った副業を見つけましょう。
副業は、短期間で効果が出づらいので、長期的な目線で考ることが必要です。
長期的に副業を継続するためには、以下のような特徴があると比較的続けやすくなります。
- 興味・知見がある
- スキルを活かせる
副業を長期的に行うためには、本人の関心が最も重要といえるでしょう。
(2)計画的に副業をする
副業を始めるためには、計画を立てて実行しましょう。
例えば、1ヶ月の稼働時間を決めたり、税金を考慮して稼ぐ上限を決めたりすることがあります。
どれぐらいの収入のプラスが欲しいのかを明確にして、逆算して考えるのが効果的です。
まとめ
今回は、副業について、全体的な概要を解説しました。
副業は、収入を上げる取り組みとして効果的かつ人脈が増えたり、スキルを上げたり魅力的なメリットがたくさんあります。
一方で、本業とトラブルになってしまうリスクがあることを忘れてはいけません。
副業を始める前に本業である就業先へ確認を怠らないようにし、正しく稼げるようにしましょう