• 資産運用
  • 2022/3/3

【初心者向け】初めての投資は少額でOK!積立投資を始めよう

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投資を始めたいけど、種類や方法がたくさんあって何に投資していいかわからない」という方は多いのではないでしょうか?

少子化により年金制度が維持できるのか不安視されている今、少額から始められる投資も増えてきており、それに伴って投資を始める方も増加しています。

この記事では、これから初めて投資をする方へ向けて、今の生活に負担をかけることなく将来に向けて資産運用をする方法をご紹介します。

なお、「そもそも投資とは?」という疑問をお持ちの方向けに、「投資とは?」を理解するだけで30年後のあなたの人生はこんなに変わるにて詳細を解説しています。資産運用とは?|金融商品の種類、メリットデメリット徹底解説も合わせてご覧ください。

初心者が知っておくべき不動産投資のバイブル
初心者が知っておくべき
不動産投資のバイブル
  • 不動産投資に興味があるけど何から始めていいか分からない…
  • 営業マンのいうことを鵜呑みにして失敗したくない…
  • しっかりと基礎から学び、できる限りリスクを避けたい…
  • 今は不動産投資の始めどきなのか?
  • 安定収益を得るための不動産投資物件の選び方
  • 不動産投資の失敗例から学ぼう


1、投資を始める理由

(1)定期預金の金利がかなり低い

人生100年時代と言われる昨今、早期から老後の資金作りを始める人が増えつつあります。

多くの人は貯金によって資産形成をすると思いますが、近年は低金利状態が続いており、定期預金の運用効率は低いと言わざるを得ません。

具体的に数字で見てみましょう。定期預金の金利はメガバンクで年間0.01%程度、ネット銀行であれば0.3%程度です。定期預金に100万円預けたとしても0.01%でしたら年間100円、0.3%でしたら年間3,000円の利息しかもらえないことになります。

したがって、豊かな老後生活を送るために、より運用効率の高い資産運用を始める必要があるのです。

(2)老後に必要な資金は2,000万!?

老後2,000万円問題」をご存じでしょうか?「年金だけでは老後生活を送るうえで2,000万円不足する」という金融庁の発表によりこの問題が広まりました。

この2,000万円の根拠としては、夫65歳・妻60歳ともに無職である夫婦が年金で30年間暮らすという前提で、その間の家計収支がずっと毎月5.5万円の赤字であるとされています。

月5.5万円 × 12ヶ月 × 30年間 = 1,980万円 となり、定年を迎えるまでにこの不足額を貯金しておくように呼びかけているわけです。

しかし、旅行や娯楽・教養などの消費を考慮すると2,000万円では足りないこともあるでしょう。ライフプランによって異なりますが、お金は多く持っているのに越したことはありません。2,000万円という金額は最低金額であり、余裕をもって2,500~3,000万円は定年を迎えるまでに用意しておきたいところでしょう。

(3)早いうちから投資を始めることで利益が大きくなる

なるべく多くの老後資金を準備するために、早期からの投資は非常に有効です。投資の成功には知識と経験が欠かせません。早くから投資を始めることで知識・経験がストックされ、より安定的かつ効率的な資産運用が可能になるでしょう。

また、「複利効果」は投資期間が長期になればなるほど大きく作用します。複利の力を最大限活用するためにも投資を始める時期は早い方が有利となります。

2、初めての投資で失敗しないための3つ重要事項

投資を始める必要性やメリットについて紹介してきましたが、注意すべき点も知っておく必要があります。以下で解説していきます。

(1)自分で勉強する

直感だけで投資するのは危険な行為です。リターンだけで投資商品を選ぶのではなく、その背景にあるリスクもきちんと見極めましょう。

投資商品を購入する際は情報収集が欠かせません。株や投資信託は手軽に投資することができますが、株であれば会社の事業や業績について、投資信託であれば投資先の構成についてそれぞれ自分で調べてから投資しましょう。

また、購入して終わりではなく、日頃からニュースなどをチェックして経済動向に関心を持つことも大切です。

(2)余ったお金で運用する

投資には元本保証がありません。したがって、収入からある程度の生活費や手元においておくべきお金を差し引いた残りを投資にまわすべきです。もしそれらが確保できていないのであれば、慌てて投資を始めるのではなく、生活の基盤づくりを優先し貯金にまわしましょう。

資産形成のための投資は多少なりともリスクを伴うので、たとえ損失が出ても現在の生活に影響を与えない「余裕資金」で投資を始めるのが賢明です。

(3)長期的に分散投資をする

投資商品によっては大きく値上がりすることもあれば一時的に元本を割ってしまうこともあります。しかし、長期保有することでそのようなリターンの振れ幅が小さくなるので、安定した収益が期待できるでしょう。また、長期間の保有が前提なので価格の多少の変動を気にする必要がなく、精神的な負担も小さくなります。

また、投資先を分散させることも重要です。複数の投資商品に分散投資することで、保有している商品の1つで損失が出ても他の商品でカバーできます。投資先を分散させることはリスクを分散することにつながるのです。

3、初めて投資をする方には積立投資がおすすめ!

投資商品を定期的に決まった金額で少しずつ買い足していく投資手法を「積立投資」といいます。この投資手法は長期・分散投資と相性が良く、初心者の方が手堅く資産形成していくのに適しています。積立投資のメリットについて以下で解説します。

(1)1万円以下の少額で始められる

金融機関や証券会社によっては月々100円から積立投資を始められるサービスを提供しているので少額で投資を始められます。月々の投資額を適切に設定し、毎月その投資額を積み立てていくことで、着実に資産形成を進めることが可能です。

月々の投資額を設定する際は、

  • 老後生活に必要な金額から逆算すること
  • 今の生活を圧迫しないこと

の2点に注意しましょう。

(2)購入のタイミングを考えなくてよい

株式をはじめとする多くの投資商品にとって悩ましいのが購入するタイミングです。なるべく安いときに購入した方が大きな値上がり益を期待できるため、購入のタイミングの判断が必要になります。

その点、積立投資なら購入頻度や金額を決めておき、後はそのルールに従って購入するだけなので手間がかかりません。自動的に積立投資を行ってくれるサービスもあるので初心者の方でも手軽に始められます。

(3)時間分散でリスクを抑えられる

定期的に一定額ずつ購入することで「時間分散のメリット」を受けることができます。

時間分散のメリットとは、購入金額を一定にすることで価格が安いときは多く、価格が高いときには少なく購入することになり、全体としての購入価格が平準化されることを指します。これにより、購入数量を一定にするよりも1単位当たりの平均取得単価が割安になるという効果が得られるのです。

積立期間が長期になるほど購入単価が平準化され、投資のリスクを抑えることができます。

4、初めての方でも始めやすい3つの少額投資方法

資産形成における投資の基本は「長期・積立・分散」であることを解説してきました。これらの投資手法と相性が良く、なおかつ少額で始められる3つの投資方法について以下で紹介します。

(1)株式投資

株式投資とは、企業が資金調達するために発行した株式を購入・保有・売却して利益を得る投資方法です。

得られる利益には、①株価が安い時に購入した株式を高くなった時に売却して得られる「値上がり益(キャピタルゲイン)」、②企業が順調に利益を出すことができた場合に、その一部が株主に還元される「配当金(インカムゲイン)」、③企業が株主に向けて自社の商品・サービスなどを優待品としてプレゼントする「株主優待」の3つがあります。

株式投資のメリットとしては、

  • 安定的に5%前後の利回りが期待でき、定期預金と比較して圧倒的に運用効率がいい
  • 投資先によっては5%以上の利回りを実現することも可能
  • 単元未満株であれば数百円から投資でき、手軽に始められる

などが挙げられ、デメリットとしては、

  • 元本を割る可能性がある
  • 情報収集が欠かせないので労力・時間を必要とする

などが挙げられます。

株式投資についての詳細は、「「株の配当収入生活」の現実味は?配当重視の株式投資を始める4つの手順」で解説しています。こちらも合わせてご覧ください。

(2)投資信託

投資信託とは、運用のプロである「ファンドマネージャー」に資金を預けて資産運用を任せる投資方法です。ファンドマネージャーは様々な投資家から預かった資金を元手に、株式や債券、不動産などの金融資産に分散投資します。

投資信託に投資すれば、ファンドマネージャーが資産運用で出した利益から、ファンドマネージャーへの信託報酬を差し引いたものを配当金として受け取ることができます。

投資信託のメリットとしては、

  • 安定的に5%前後の利回りが期待でき、定期預金と比較して圧倒的に運用効率がいい
  • 少額でも株や債券、不動産に分散投資ができる
  • 知識がなくても投資を始められる

などが挙げられ、デメリットとしては、

  • 元本を割る可能性がある
  • 自分で投資先を選んで運用するわけではないので、知識が身に付かない
  • コスト(信託報酬)がかかる

などが挙げられます。

投資信託の仕組みや始め方について「投資信託とは?初心者が失敗しないために事前におさえておきたい6つのこと」で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

(3)REIT(不動産投資信託)

REIT(不動産投資信託)とは、不動産に特化した投資信託のことです。投資家は資金を預け不動産投資のプロが運用し、出た利益を配当金として受け取ります。

REIT(不動産投資信託)のメリットとしては、

  • 安定的に4%前後の利回りが期待でき、定期預金と比較して圧倒的に運用効率がいい
  • 実物不動産よりも容易に分散投資ができる(少額で分散投資が可能)
  • 実物不動産は現金化に手間がかかるが、REITであれば証券市場で自由に売買できる

などが挙げられ、デメリットとしては、

  • 元本を割る可能性がある
  • 台風や地震などの災害リスクがある

などが挙げられます。

REITを資金10万円以下から始められる方法を紹介した記事があります。詳しくは「不動産投資信託(REIT)で始める、資金10万円以下からの本格的な資産形成」をご覧ください。

5、節税制度を利用して賢く投資しよう

資産形成を考えるうえでぜひ活用したいのが、

  • NISA
  • つみたてNISA
  • iDeCo

という3つの節税制度です。これらを活用することで、投資利益に対する税金を抑えることができます。以下それらの制度について簡単に解説します。

(1)NISA

NISAは正式には「少額投資非課税制度」といい、投資で得た利益に対して20.315%の税金がかかるところを一定期間非課税で受け取ることができます。

非課税で受け取るとはどういうことでしょうか?ここでは投資で100万円の利益が出たとして説明しましょう。

通常、10万円の利益が出た場合約2万円課税しなければならないため、受け取れるのは約8万円となります。しかし、NISAを活用すれば非課税となり10万円全額受け取ることが可能です。

NISAを利用するには、銀行や証券口座などでNISA口座を開設する必要があり、その口座から投資し利益が出た場合、非課税で受け取ることができます。株式や投資信託、REITのほとんどが投資対象となります。

口座は日本在住の20歳以上の方であれば開設できますが、開設できるのは1人1口座のみです。また、つみたてNISAと併用することはできない点には注意しなければなりません。

また、現行のNISAの非課税期間は5年間、投資できる額は年間120万円と定められています。つまり、投資元本の上限は600万円となります。年間120万円まで投資できるので、NISAはある程度まとまった資金で投資する方に向いていると言えるでしょう。

NISAを賢く活用する方法については「NISA(ニーサ)とは?賢く活用するために事前に知っておきたいメリットとデメリット」で解説しています。投資を検討している方は必見です。

(2)つみたてNISA

仕組み自体はNISAと同じですが異なる部分もいくつかあります。

つみたてNISA長期間での積立投資を前提としているため、投資対象の数についてはNISAに比べ制限されており、厳選されたラインナップになっています。

つみたてNISAの非課税期間は20年間、年間積立可能額は40万円なので、投資元本の上限は800万円です。1年間に投資できる額が年間40万円であることから、つみたてNISAはサラリーマンの資産運用に向いていると言えるでしょう。

なお、NISAと併用することができない点には注意してください。

(3)iDeCo

iDeCoは正式には「個人型確定拠出年金」といい、毎月一定金額を積み立て、投資信託、定期預金、保険などの金融商品で自ら運用し、60歳以降に年金または一時金として受け取ります。

積み立てる時利益が出た時利益を受け取る時に節税できることがiDeCoの最大のメリットです。これにより、複利効果を高められるので最終的に受け取れる金額も大きくなります。

原則として日本在住で20歳以上60歳未満かつ公的年金に加入している人であればiDeCoに加入できます。金融機関にて専用口座を開設することで月額5,000円から積立投資を始められますが、積み立てたお金は60歳まで引き出せないので注意しましょう。

iDeCoの活用方法を詳しく説明した記事があります。「iDeCo(イデコ)のメリットを活用!30歳が定年前に1300万円貯める方法」も合わせてご覧ください。

まとめ

初めての投資には不安がつきものですが、長期にわたって保有し、投資先も分散させることでリスクを小さくすることができます。また、定期的に投資商品を買い足していくようにすれば、さらにリスクを軽減できるとともに少額で始めることができるのです。

積立投資にいち早く取り組み、老後の豊かな世活に向けて資産形成を始めてみてはいかがでしょうか。

様々な資産運用方法とその詳細について解説した記事はこちら↓

おすすめ資産運用方法9選を徹底比較!具体的な始め方と内容

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