育休明けは当然復帰するつもりだったけど、子どもの世話に追われてテンヤワンヤ…。このまま職場復帰して本当に大丈夫なのか不安になり、「退職」の二文字がチラついている人もいるでしょう。
そこで今回は「育休明けの退職」にフォーカス!
・退職日によって育児給付金の額は変わる
・育休中に退職すると保育園の内定が取り消されることがある
・育休後に転職すると「時短勤務制度」が使えない可能性が高い
など、知らないと損をするかもしれない情報を、【3つの辞め時パターン】を例にみていきましょう!
育休明けの退職は一長一短。この記事をご一読頂ければ、その全てが理解できます!「育休を取得したものの、退職しようか迷っている。」「自分では決めきれない!」このような人は、是非続きをお読み下さい。
目次
ワーママが働き方を見直すべき3つのタイミングについてはこちらで紹介しています。
育休明けに復職したくないという方はこちらも合わせてお読みください。
1.育休取得後の退職は可能!
育休を取得したのに、復帰せずに退職しても大丈夫なの?と不安になっている人もいるかもしれませんが、育休取得後に退職しても何ら問題はありません!
(参考: 平成30年度雇用均等基本調査)
育休取得後に復帰せず退職することは【労働者の権利】です。現に2018年度「育休後に退職した女性」は10.5%となっており、育休を取得した人のうち、100人中10人程は復帰することなく辞めていることが分かりますね。
ただし、育休は【復帰することが大前提】で取得する休暇です。復帰せずに退職しても法的な問題はありませんが、「マナーの観点」からみると決して褒められた行動ではありません。退職理由にもよりますが、職場の人の心証を害する可能性が高いです。
・育児休業給付金をもらっているのに、そのまま退職するなんて信じられない!
・少なからず職場の人間に負担を掛けているのが分かっていないの?
など、批判の声があがることもあるかもしれません。それでも、育休取得後に退職する人が一定数いるのはなぜなのでしょうか?退職する人はどんな理由で辞めているのか?体験談を次でみていきましょう。
2.【体験談】育休取得後に退職を選んだ理由とは?
育休取得後、退職を選択した人の体験談を見ていきましょう。

急な出産だったため、私はとりあえず育休を取得。息子がどのように成長するか見当がつかなかったので、元気に成長したあかつきには「職場復帰したい!」と考えていたんです。
しかし、息子の入院生活は8か月にも及びました。水頭症などの合併症も患っていたため、退院後も訪問看護師の検診を定期的に受ける日々。感染症で再入院することも幾度となくありました。
そのため、育休から1年経った頃に、会社と相談して「復帰なしの退職」を選びました。復帰したい気持ちはありましたが、不安定な息子を抱えて仕事をするのは現実的ではありませんでした。
風の噂で聞いたのですが、職場の人の中には「復帰できる見込みもないのに、1年間も給付金をもらい続けるなんて図太い神経ね。」と、影口を言う人もいたそうです。気持ちは分かりますが、私のようにやむを得ない事情がある人がいることも分かって欲しいと思いました。(37歳・医療関係)

絶望感とイライラが募り、私の精神は限界に…。スヤスヤ眠る我が子を見ながら、「ここまでして育児と両立しながら働き続ける意味ってあるの?」という気持ちになり、退職の意向を会社に相談。会社側からは育児休業の延長を打診してもらえましたが、延長しても保育園が見つかる保証はないため、退職することを決めました。(36歳・保険会社)

いかがでしょうか?「自己都合の退職」と言っても、やむを得ない事情や親としての思いを抱える人がいることが分かりましたね。
また、「育休取得後の退職」を快く思わない人がいることも明らかになりました。この記事をお読みの人に中には、もしかすると【極力職場に迷惑を変えないタイミング】で辞めたいと考えている人もいるでしょう。
そこで次では、育休取得後に退職する場合の【3つの辞め時】とその注意点をお伝えしていきます!知らないと損をする情報が満載なので、是非目次3以降も続けてお読み下さい。
また、その前に経験者や同じワーママに話を聞いてみたいと思ったら、こちらの「相談フォーム」もぜひ活用してみてください。↓
一人で悩んでいるママやワーママへ。
PRIME編集部のワーママ歴14年目現役ワーママと話してみませんか?
家事・育児・仕事・妻としてー結婚した女性にはたくさんの役目がついてきますよね。
そしてそれは一つ一つは大したことがなくても、初めての経験だったり、積み重なったすることで少しづつ複雑に絡み合いながら女性の負担になっていったりします。
そして心に抱えたもやもやを吐き出す場所がなく悩んでいる人もたくさんいます。
私自身は第一子を妊娠するまで東京都内にあるそこそこ大きな会社の社畜でした。
しかしママになったことをきっかけに、働くこと、キャリアを続けること、子供を育てること、夫や実家との関係、あらゆる課題が私に降りかかってきました。
また、ワーママの名札をつけたことで理不尽なことや自分の中の葛藤とも戦うことになりました。もちろん、育休明けは保育園に預けた後、泣く我が子を思っては泣く日々。
そうやって社会や自分に対して色んなことを感じながらも、当時はどこかで折り合いをつけ自分を納得させていたと思います。
でも、時間が経つにつれ我慢やもやもやに嫌気がさし、子供も大切にしつつ「自分のことも幸せにしてやろう!」という考えに変わりました。
そこに至るまでは、近すぎるゆえ同僚やママ友には言えないこともたくさんありましたが、人に話を聞いてもらうことで少しだけ明日の活力になったことも事実。
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★二人の人物像が垣間見えるnoteはこちらから★
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3.知らないと損する!育休取得後の退職【3つの辞め時】と注意点
(1)パターン1:育休中に退職を申し出る場合
育休の途中で退職を申し出る場合、基本的にお金の面で損をします!
まず、退職を申し出た時点で「育児休業給付金」の支給が打ち切られ、社会保険料の免除が受けられなくなります。(ただし、支給済みの育休手当を返還する必要はない。)
通常、育休180日目まではこれまで受け取っていた賃金の67%、それ以降は50%の育休手当が受けとれますが、退職を申し出た時点で支給が停止され社会保険料の支払いも始まってしまうのです。
しかも、育休手当の日割りはありません!これは、「退職を申し出る日にちによって、1ヶ月分の育休手当をもらい損ねることがある」ということを意味します。例えば、育休がスタートした日が9月20日の場合、9月20日~10月19日、10月20日~11月19日…という1カ月単位で給付金が支給されます。
では、12月に退職を考える場合を例に、育休手当が「支給される場合」と「されない場合」をみていきましょう。
いかがでしょうか?退職日がたった1日ずれるだけで、1ヶ月分の育休手当をもらい損ねる事態が生じてしまいます。
育休途中で退職する場合は、
・社会保険料が免除されなくなる
・支給済みの育休手当を返還する必要はないが育休手当の日割り支給はされない
など、お金の面で損をすることを覚えておきましょう。
(2)パターン2:育休明けを待って退職を申し出る場合
育休明けを待って退職を申し出る場合、お金の面で得をします!
【育休全て消化➡手続き上復職して有給消化】という方法をとれば、育休&有給を全て使い切ってから退職することができるのです。
しかし、この方法は会社にとって大迷惑!復帰するつもりで人事や仕事を割り振っていたにも関わらず、直前にその予定が全て吹き飛ぶのです。法的には問題ありませんが、会社に大きな損害を与えるため、人としての信用を失うことは必至です。
(3)パターン3:一旦職場復帰してから1ヶ月で退職を申し出る場合
育休明けに予定通り復職したものの、「子育てと仕事の両立が辛い。」「退職したい。」と思う人は少なくありません。実際、ワーママ生活は母子ともにとてもハードなため、「こんなはずじゃなかった!」という人は大勢いるのです。
実際に、日本は月給制が多いためか「育休明け1ヶ月で退職しよう」と考える人は多いです。
育児と仕事の両立は経験しないと分からないことが多々あります。本当に辛い場合は正直に事情を話し退職を申し出ましょう。ただし、復職して数日で退職するのはマナー違反。たった数日では、ワーママ業に慣れることもできませんよね。有給休暇や看護休暇を使いながらでも良いと思うので、最低でも復帰して半年ほどは様子を見ることをおすすめします。
(4)パターン4:番外編:退職前提の育休取得はNG!
先にお伝えした通り、育休は【復帰することが大前提】で取得する休暇です。最初から辞めることが分かっていながら、育休を取得することは絶対にしてはいけません。復帰する気がないのに育休を取得した場合、育児休業給付金の返金を求められるケースもあるため充分注意しましょう。
ワーママ引退後の生活についてはこちらで紹介しています。
4.育休明けの退職&転職はハードルが多い!できれば一旦復職を
中には、「もともと嫌いな職場で復帰したくなくなった。この際転職したい!」と考えている人もいるかもしれませんが、育休明けの転職はそう簡単にはいきません。
・保育園の内定が取り消されることがある
・新たな環境でワーママをスタートする心労
など、お金の面以外にも様々なハードルがあるのです。
まず、時短勤務などの制度は、入社後1年未満の労働者は除外されるケースが大半です。育休明けに転職してしまうと、幼い我が子を抱え1番時短勤務を利用したい時期にそれができないという事態に陥ってしまいます。
また、育休取得後に転職してしまうと、自治体によっては保育園の内定が取り消されるケースもあります。これは、転職先の勤務時間や日数が保育園内定時と大きく変わり、保育園入所の「優先順位」がガクンと下がることがあるためです。
このように、育休明けの退職は簡単ではありません。特別な事情がある場合を除いては、転職活動は復帰後半年ほど経ち、落ち着いてから始めるのが良いでしょう。
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ワーママ転職の基本についてはこちらの記事で紹介しています。
5.差し迫った理由がある時には退職代行業者を味方につけよう
(引用:退職代行ガーディアン)
さて、育休明けの転職・退職はおすすめできるものではありませんが、【差し迫った事情】がある場合は話が別です。
・育休明け「マミートラック」ともいえる人事異動が決まっている。上司と交渉したいが相手にしてもらえない。もう退職して転職したい!
・職場復帰するつもりだったが、パワハラ上司のもとでワーママ業を行う自信がなくなった。上司と話しても強引に引き止められるだけだし、このまま出社せずに退職したい。
・育休を取得したが、産後うつになり復帰できそうにない。会社に事情を話す気力もない。
など、自分一人の力では退職できそうもない時には、退職代行業者に頼るのも一つの方法です。
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6.育休明けの退職は後悔のないように
育休明けの退職は、「辞める時期」によって職場の人に与える印象や、給付金の額が変わります。いつ辞めても法的には全く問題ありませんが、諸々考えると「職場復帰後」に退職するのが無難でしょう。
とはいえ、一度きりの人生とかけがえのない子育ての時間は、何物にも代えられません。
あなたの大切な人生ですので、じっくりと検討し、時にはプロのカウンセリングを利用しながら、後悔しない人生の選択をしてください。
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