ルックバック ネタバレ・あらすじ・感想は？事件との関連考察も
#ebookjapanこの記事では、漫画「ルックバック」のネタバレ・あらすじ・感想・事件との関連考察を紹介します。
「ルックバック」あらすじ
小学4年生の藤野歩は、学年新聞で毎週連載している4コマ漫画に夢中だった。藤野の描くギャグ漫画は、起承転結のバランスが良く、家族やクラスメイトの間で評判も上々。藤野自身も、自分には漫画の才能があると誇りに感じていた。しかしある日、藤野は担任教師から4コマ漫画の枠を一本譲ってほしいと頼まれることになる。隣のクラスの不登校の生徒、京本が自分の漫画を載せてほしいと希望しているというのだ。
藤野は、スポーツ万能で友達も多い自分とは異なり、不登校で目立たない京本をどこか軽んじていた。しかし、京本が描いた漫画を目にした藤野とクラスメイトたちは驚愕する。京本の絵は、小学生とは思えないほどの画力を誇り、これまで藤野の漫画を称賛していたクラスメイトたちも、手のひらを返すように京本を褒め始めた。初めて自分よりも上手に絵を描く同年代の存在を知った藤野は、強い屈辱感を覚えた。
その悔しさをバネに、藤野は本格的に絵の練習を始めたが、いくら努力を重ねても京本の画力には到底及ばなかった。結局、藤野は小学校3年生から続けていた4コマ漫画の連載を、6年生の途中でやめることに決め、漫画を描くことを諦めた。藤野にとって、これは大きな挫折だった。
そんな中、小学校の卒業式が近づいた。卒業式の日、担任教師から、卒業式に出席しない京本に卒業証書を届けてほしいと頼まれた藤野は、渋々ながらも京本の家を訪ねることになる。初めて京本と対面した藤野は、驚くべきことを耳にする。京本は藤野を「藤野先生」と呼び、藤野の4コマ漫画の大ファンであることを告白したのだ。突然の告白に藤野は驚きつつも、自分に屈辱感を与えた相手が実は自分の才能を認めていたことに、内心嬉しさを隠せなかった。
京本から「なぜ4コマ漫画を辞めたのか」と尋ねられた藤野は、とっさに「漫画賞を目指しているから」と答える。それをきっかけに、藤野は再び漫画を描き始め、京本がそれを読んで感想を言うようになった。さらに京本が作画を担当し、ふたりは「藤野キョウ」という共同ペンネームでアマチュア漫画家としての活動を開始した。
時が経ち、京本が美術大学に進学した後、藤野は一人でプロの漫画家として連載を続け、順調にキャリアを築いていった。しかし、ある日突然、藤野の耳に衝撃的なニュースが飛び込んでくる。それは、藤野の漫画人生に大きな影響を与える出来事であった。
「ルックバック」のネタバレ・感想
「映画を観た後に、すぐ漫画も買っちゃいました。それぞれ全然違う魅力があって、どっちも本当に心に残りました。漫画はシンプルなんだけど、二人の感情がしっかり伝わってくるし、読むたびにその深さを感じます。一方、映画はその感情をもっとダイナミックに描いてて、映像の迫力もあって、物語がさらに広がる感じ。どっちも違った角度から二人の物語を楽しめて、すごく満足しました。特に、予想外の展開にはビックリしましたけど、どの世界でも二人が繋がってるってテーマは本当に響きました。相手の才能に対する憧れや嫉妬、そこからの諦めみたいな感情は、何かに本気で取り組んだことがある人ならきっと共感できるはず。藤野と京本の関係が描かれている中で、そういう感情がすごくリアルに伝わってきます。あと、「ルックバック」って言葉が作品の中で使われるんだけど、その言葉が何重にも心に響いてくる感じがしました。京本が描いた漫画『背中を見て』には思わず笑っちゃったけど、その裏にある感情を考えると、なんかもっと深い意味があるんだなって気づかされました。そして、雨の中で喜びながらスキップする藤野や、京本の部屋に飾られているサイン入りの服、そんな細かい描写が二人の心の繋がりをすごく感じさせて、グッときました。どのシーンも感動的で、全体的に感情の波に飲まれるような体験でした」（あき）
「この作品は、言葉を削ぎ落とし、絵だけでの表現に頼っているにもかかわらず、そこから伝わる圧倒的な熱量には驚かされます。藤野は強がって素直になれず、一方の京本は内向的でありながらも真っ直ぐな性格。この対照的な二人が共に歩み始めた道が、やがて分かれ、それぞれ異なる方向へ進んでいく中で起きた悲劇が物語の核心を成しています。漫画ならではのパラレルワールドの設定が、この作品にさらに深みを与えており、現実と非現実が交錯する中で藤野が再び動き出す姿に胸を打たれます。この作品は何度も読み返しましたが、読むたびに涙が溢れてきます。言葉が好きで、読書が趣味の私にとって、これほど言葉を削ぎ落とした作品がこれほどまでに心に響くとは思ってもみませんでした。言葉をほとんど使わずに、絵だけでこれほどまでに強烈な感情を伝える力は驚異的です。感情の波に飲み込まれるような体験を味わい、無言の世界に完全に引き込まれてしまいました。言葉に頼らずに心を揺さぶられるという、この体験をぜひ味わってほしいです」（増田）
「ルックバック」と京アニ放火殺人事件
藤野が漫画家として少しずつキャリアを重ねていったところで、京本の訃報が届く。山形の美大で殺人事件が起き、京本が犠牲になってしまったという訃報。
被告は「ネットに公開していた絵をパクられた」と供述。この記述に関しては、ジャンプ+での公開時から二度修正が加えられているのだとか。
最初は大学に飾られている絵から自分を罵倒している声が聞こえるというもの。
ジャンプ+の修正後は「誰でもよかった」という内容に。そして単行本ではネットに公開していた絵をパクられた」に再修正されているそうです。
これは、2019年に起きた京アニ放火殺人事件をベースにしてた描写だと考えられています。
Rawなど漫画の違法ダウンロードは危険！
漫画「ルックバック」は
・漫画村
・漫画タウン
・星のロミ
・漫画ロウ（Manga Raw）
・Sakura Manga
・MANGA ZIP
・Rawkuma
もし漫画がネット上にアップされていても、それを見ることは違法です。
違法ダウンロードは危険！？
2020年10月に「著作権法及びプログラムの著作物に係る登録の特例に関する法律の一部を改正する法律」（令和2年法律第48号）が施行されました。違法サイト上にある、権利元未承認のアップロード漫画をダウンロード視聴すると、罰則の対象になることが決定。罰則の対象の対象になるだけでなく、違法サイトを見ると、フィッシング詐欺の被害、ウィルス被害に遭う可能性あるので要注意です。
そのため、公式アプリで公開されている漫画を楽しむようにしましょう！
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※ページの情報は2024年9月18日時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
