漫画 ぼくらの11巻あらすじ・ネタバレ!Rawなら無料で読める?
#ebookjapanこの記事では漫画「ぼくらの」11巻のあらすじ・ネタバレ口コミ・無料で読めるかなどを紹介します。
漫画 ぼくらの11巻 あらすじ
マチの死によって順番が繰り上がり、ついに次の操縦者として戦場に立つことになったウシロ。彼はこれまでの仲間たちの思いや、自分の背負った運命を胸に、静かに戦闘の時を待ちます。ウシロは、戦う前にコエムシとの会話を通じて、自分とこの世界とのつながりを確かめ、自分が守るべきものや、これまでの戦いの意味について改めて思いを巡らせます。自分が何のために戦うのか、その答えを心に刻んだウシロは、一度家に戻ることにしました。
家に帰ると、そこにはこれまで疎遠だった父親の姿がありました。ウシロの戦いを知った父は、初めて本音を語ろうとし、これまで抱えていた思いや感情をウシロに伝えようとします。父と子の間にあった溝を埋めるように、これまで言えなかったことをお互いに話し合おうとする二人。しかし、最後の言葉を交わし切る前に、突然転送が始まり、ウシロは戦場へと引き戻されてしまいます。
父親の言葉を最後まで聞けずに戦いに赴くことになったウシロの心には、未練と哀しみが残りますが、それでも戦わなければならない現実が待ち受けています。これまでのすべての戦いと犠牲が積み重なり、今ここで決着をつけるべく、ウシロは壮絶な戦いの中へと飛び込んでいきます。彼がこの戦いで何を見て、何を選び取るのか、その結末が今まさに描かれようとしています。
鬼頭莫宏が紡いだ壮大で壮絶なSFファンタジーは、ここで堂々の完結を迎えます。過酷な戦いの連続と、仲間たちの死を乗り越えてたどり着いた最後の戦場で、ウシロは何を感じ、どんな結末を迎えるのか。壮大な物語の幕引きに、すべての感情が込められた最終章。ウシロと父の未完の会話、そして戦いの行方は、読者の心に深い余韻を残すことでしょう。
漫画 ぼくらの11巻 ネタバレ 口コミ&レビュー
「ぼくらの世界、ぼくらの地球なんだ」と理解することこそが、成長の一つの形なのかもしれません。この作品は、ひたすら残酷な現実を突きつける一方で、その残酷さがただの露悪的な描写に終わらず、生命の尊さや生きることの意味までを深く描き出している点が素晴らしかったです。生きていくこと自体が、ある種の暴力のバトンを受け渡しているようなものであるという考え方もあるのかもしれません。暴力や圧倒的な力がこの世から完全に無くなることは、おそらくあり得ないでしょう。それでもなお、そのエネルギーをできるだけ良い方向に使い、より良い世界を目指していけるような未来が来ることを願わずにはいられません。(ゆうぴー)
この作品は、暴走するトロッコ問題に自分の命を掛け合わせ、「どうせ死ぬんだから」というバイアスを加えた思考実験のようなコミックです。主人公たちは、どうせ自分は死ぬ運命にあるのだから、自分にとって大切な人たちがいる側を守ろうと行動します。しかし、その選択の背景には、家族や友人といった関係性の強弱が重くのしかかり、まるで分岐するようにして、何度も何度も異なる形で描かれるため、その重さが読者に強く響きます。 (Yuta)
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※ページの情報は2024年9月22日時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。