映画や食、カルチャーを発信して地域のコミュニティを作る「シネマ・アミーゴ」【逗子】
家で映画を観るのもいいけれど、たまには気分を変えて映画館に足を運んでみるのはいかがでしょうか?
ミニシアターなら、他の映画館では上映していない特別な作品に出会えます。
そこでTVマガでは素敵なシネマカフェを取材。シネマカフェならではの映画の楽しみ方を紹介します。
目次
逗子海岸から徒歩1分の場所にある22席のシネマカフェ
「シネマアミーゴ」は神奈川県逗子市の海岸からほど近い住宅街の中にある座席数22席のシネマカフェ。2009年に築30年以上の民家をリノベーションしてオープンしました。
館内には映画が全盛期だった時代を感じさせるアンティークの家具や調度品がズラリ。雰囲気のあるバーカウンターもあり、イベント時には夜はバーやカフェとしても営業しています。
上映する作品はいわゆる封切といわれているメジャーな大作ではなく、ドキュメンタリーなどのオルタナティブな作品や、ミニシアター系のものが多め。
ここでしか見られないレアな映画を観るため、週末は都市部からも多くの方が訪れるそうです。
映画を切り口に地域のコミュニティ作りにつながるイベントを開催
「シネマ・アミーゴ」は「コミュニティを形成する地域のメディアとして映画館を作ったら面白いのでは」という発想のもと運営しています。
逗子生まれ逗子育ちの館長・長島源さんがさまざまな地方を訪れるうちに、東京に人やモノが一点集中する状況に疑問を持ち、地方が自立することの大切さを実感。
逗子にシネマカフェを作ることでそれを体現しようと思ったそうです。
特徴的なのは映画の上映だけではなく、映画を切り口に食や音楽、アートといったカルチャーを発信し、逗子に住む人々の関係を構築するイベントを開催していること。
今やインディペンデントな情報発信基地として知られるまでに成長しました。
これまでに料理のワークショップや音楽ライヴ、トークショーなどを多数企画。廃棄しなければいけない地元有機野菜の瓶詰と映画鑑賞をセットにした企画は好評だったとか。
隣接カフェで映画にちなんだメニューを提供。食事をしながら映画が楽しめる
「シネマ・アミーゴ」に隣接するカフェ「アミーゴ・マーケット」は週替わりで出店者が変わり、映画にちなんだメニューが提供されることも。
「アミーゴ・マーケット」でオーダーしたフードはシネマへの持ち込みが可能で、映画を観ながら食事を取ることができます。テーブル付きの座席があるのでご安心を。「シネマ・アミーゴ」内のバーで提供しているお酒を片手に映画を楽しめるのもうれしいところ。
取材時には、上映中だったボブ・マーリーの映画にちなんだジャマイカ料理が提供されていました。
「アミーゴ・マーケット」では地元の食材を使った料理のほか、食品や雑貨、アクセサリーなども販売。思いがけない逗子のおいしい食や雑貨との出会いもあるかもしれません。
【教えてくれた人】「シネマ・アミーゴ」館長 長島源さん
日常に変化がほしいとき、一息つきたいときに「シネマ・アミーゴ」を訪れてください。海にも徒歩1分で行けるし、映画を見て映画にちなんだごはんを食べて、日常では経験できない時間を楽しんで。
「シネマアミーゴ」館長 長島源さん おすすめの映画
予約のとれないレストラン「シェ・パニース」の創始者であり、オーガニックの母と呼ばれるアリス・ウォータースのドキュメンタリー作品。アリスが日本を訪れ、学校給食を味わい、生産者、料理人と触れ合う。
「シネマアミーゴ」情報
住所:神奈川県逗子市新宿1-5-14
電話:046-873-5643
アクセス:
JR逗子駅東口より徒歩15分
京浜急行新逗子駅より徒歩13分
席料:
大人 ¥1,800(ドリンク付)
高校生 ¥1,000(ドリンク付)
中学・小学生 ¥800(ドリンク付)
幼児 ¥500(ドリンク付)
60歳以上 ¥1,200
取材・撮影:TVマガ編集部
※ページの情報は2024年8月21日時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。