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みらい館大明ブックカフェ

若者たちの背中をそっと支えるあたたかい場所【池袋駅 みらい館大明ブックカフェ】

2024年9月26日 by
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都内近郊の素敵な漫画喫茶を訪ね、そのお店ならではの魅力やおすすめの過ごし方を紹介する連載「漫画喫茶探訪」。

今回取材したのは、池袋駅から徒歩15分の場所にある「みらい館大明ブックカフェ」です。

閉校となった小学校の図書館を利用した懐かしさのある空間に、思わず時間を忘れて過ごしてしまうかもしれません。

小学校の跡施設が憩いの場所に生まれ変わる

みらい館大明ブックカフェ

みらい館大明ブックカフェは、閉校となった豊島区立大明小学校の中にある生涯学習施設です。

【みらい館大明ブックカフェの歴史】
2005年3月:豊島区立大明小学校が閉校。
2005年10月:地域の有志で構成されたNPO法人いけぶくろ大明が、旧校舎を「みらい館大明」として管理運営をスタート。教室や体育館、校庭などの貸し出しや、地域交流イベントの実施を行う。映画やドラマ撮影などでも多く利用されるようになる。
2013年:豊島区とNPO法人いけぶくろ大明が協働で、「みらい館大明」の旧図書室を「みらい館大明ブックカフェ」としてスタート。

2024年現在、みらい館大明ブックカフェは年間約6000人の人が訪れ、主に地元の人たちの憩いの場所として活躍しています。

地元の人や施設から譲り受けた本や絵に囲まれる

みらい館大明ブックカフェ

みらい館大明ブックカフェには、約3000冊の本があります。小説、絵本、漫画、雑誌などジャンルはさまざまで、ほとんどの本は地元の人や施設から譲り受けたものです。

最近は、運営スタッフが独自の目線で選んだ本が月に1冊増えるため、訪れる際は新刊コーナーを覗いてみるのも楽しいかもしれません。

また、施設内に飾ってある絵は、利用者の方が描いたものだそう。本だけでなく、絵にもぜひ注目してみてください。

若者のやりたいことを見守るあたたかい空間

みらい館大明ブックカフェ

みらい館大明ブックカフェは誰でも自由に利用できますが、生きづらさを抱えている18〜30代の若者が社会とつながれる場所になるよう特に力を入れています。

若者たちが気軽に立ち寄れる心地よい場所になってほしいという願いもあり、みらい館大明ブックカフェでは、おしゃべりをしてもよい図書館のような雰囲気作りをしています。大声で話したり他の人の迷惑になることは禁止ですが、Wi-Fiを使ってリモートで授業や仕事をしたり、ご飯を食べたり、作業をしたり、誰かと話しをしたり、本や漫画を読んだりと、色々なことができます。

また、カウンターにはコーディネーターと呼ばれるサポートスタッフが必ず在中しており、気軽におしゃべり・相談をすることもできます。個性豊かなコーディネーターたちが、若者のやってみたいことをそっと支えてくれる環境が整っています。

交流を育む多くのイベントを開催

みらい館大明ブックカフェ

みらい館大明ブックカフェでは、趣味として楽しめるイベントや、悩みを相談できるイベントなどを定期的に実施しています。

①雑談ができる法律相談所(無料)

労働問題に詳しい弁護士と雑談しながら、法律について学ぶ会です。月に1回開催され、「ブラックなアルバイト」や「SNSでの著作権問題」など身近に存在する問題点を知ることができます。

②イラストーク!!!(無料)

イラスト+トークの会です。イラストが好きなメンバーたちが描いてきたものを発表し、ゆるく講評しあいます。

③ゆるーい人狼会(無料)

初心者OKの人狼ゲーム会です。最近では参加者が10人を超えることもあり、かなり白熱するそうです。

④ガンプラとかつくる会(500〜1500円)

子供・初心者も参加できるプラモデルを作る会です。参加者と一緒に黙々と、時にはわいわいと作り、最後には完成したプラモデルの記念撮影も。

⑤とことこ(無料〜1000円)

LGBTsやセクシュアリティ、ジェンダーなど、それぞれが持つ価値観について話す会です。普段なかなか話せないことを、少人数で集まって対話します。

ここでは、いくつかのイベントを紹介しましたが、この他にも多くのイベントが開催されています。今後のイベントについて知りたい方はこちら

若者たちの夢を応援するプロジェクトも

みらい館大明ブックカフェ

みらい館大明ブックカフェでは、若者を応援するプロジェクトを行っています。

池袋みらい国際映画祭

年に1度、10〜20代の若者支援を目的とした映画祭「池袋みらい国際映画祭」を運営しています。

学校・学生をテーマにした自主制作映画のコンペで、入賞・受賞した場合は、「みらい館大明撮影利用特別優待権」や「池袋シネマ・ロサでの特別上映」、「U-NEXTでの作品配信」など、魅力的な特典がゲットできます。

詳しくはこちら

廃校の文化祭「校境なき文化祭」

学生団体 廃校文化祭実行委員会CSFが企画する「校境なき文化祭」も、若者を応援するプロジェクトのひとつです。有志で集まった実行委員の大学生たちが、毎年11月にみらい館大明で文化祭を行い、その日は廃校となった建物が大いに賑わいます。

高校や大学の文化祭とは一味違った、手作り感のある文化祭は見どころ満載です。

詳しくはこちら

コーディネーター・おおしまさんおすすめの漫画3作品

みらい館大明ブックカフェ

ハイキュー!!

「日向翔陽と影山飛雄の2人の主人公を中心とした烏野高校バレーボール部が全国大会を目指し、強豪校に挑みながら成長していく物語。

自分自身がコートに立って、プレイしているような迫力のある構図が描かれていて、ゾクゾクします。普通のスポーツ漫画と違って、チームのエース、キャプテン、ベンチの選手、マネージャー、ライバル校、登場人物全てにスポットライトが当てられ、全員が主役になれる作品なので、共感できるキャラクターを見つけられると面白いです。」

きのう何食べた?

「几帳面な弁護士・寛史朗と、人当たりの良い美容師・矢吹賢二の2人が2LDKのアパートで暮らす毎日を、食生活メインに展開する物語。

主人公2人はゲイのカップルであり、メインの食生活以外にも、ゲイが抱える諸事情や、家を舞台にしてゲイの息子とその両親がどう向き合うかも描かれている。ストーリーも心温まる作品でとてもおもしろいですが、出てくる料理がとにかく美味しそうなので観ていると自然にお腹が空いてくる作品です。」

いつかティファニーで朝食を

「朝食にこだわりを持っているものの、不本意に簡素な朝食を食べている主人公・佐藤麻里子が理想の食を求め奮闘する物語。

こちらも自然とお腹が空いてくるような美味しそうな料理がたくさん出てきます。主人公や登場人物たちはいろんな壁に当たりながら奮闘していますが、落ち込んだり辛いことがあった時でも、自分の機嫌は自分で取って、まわりの人を大切に、自分自身も大切にしたくなってくるような心温まる作品です。」

「ハイキュー!!」「きのう何食べた?」「いつかティファニーで朝食を」はebookjapanでも読むことができます。

コーディネーター・おおしまさんからこれから来る方へメッセージ

みらい館大明ブックカフェ

「お勧め作品だけでなく、ジャンル問わず面白い作品がたくさんあるので、素敵な作品と出会えるとおもいます。

また、漫画好きのスタッフや利用者さんもたくさん来館されているので、お勧め漫画が見つかったらぜひ一緒にお話しできたら嬉しいです。」

みらい館大明ブックカフェ情報

〒170-0014
東京都豊島区池袋3-30-8(みらい館大明内1階奥の図書室)
公式サイト
公式X

【アクセス】
池袋駅から徒歩15分 ※画像ありのアクセス方法はこちら

【営業時間】
月・火・水・木 15:00~20:00
土・日・祝 13:00~18:00

【料金】
無料

【利用時に必要なもの】
上履き

【禁止していること】
・ハラスメントにあたる言動
・宗教やマルチの勧誘 等

取材・撮影:TVマガ編集部
漫画喫茶探訪シリーズを読みたい方はこちら

※ページの情報は2024年9月26日時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。

TVマガ編集部

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