神戸文化の中心地、元町商店街のミニシアター「元町映画館」
家で映画を観るのもいいけれど、たまには気分を変えて映画館に足を運んでみるのはいかがでしょうか?ミニシアターなら、他の映画館では上映していない特別な作品に出会えます。
そこでTVマガでは素敵なミニシアターを取材。ミニシアターならではの映画の楽しみ方を紹介します。
元町映画館の歴史
創業100年を超える老舗店舗からトレンドのお店まで、300店舗を超えるお店が連なる神戸の元町商店街。
150年の歴史あるこの商店街の一角に、元町映画館はあります。
元町映画館は、映画ファンであり元町映画館の創業者であり医師でもあった堀忠氏が、所有していた土地と建物を利用し、念願の映画館改装を実現したことで歴史の幕を開けました。
2010年8月21日から営業を開始。映画ファンの出資やボランティアの支援などによって作り上げられた手作りの映画館として、国内のインディーズ映画における若手の映画監督を積極的に応援しています。その関係からか、舞台挨拶やイベントなどが比較的多いのが特徴なのだとか。
ミニシアターならではの迫力ある音響が魅力!
66席というミニシアターならではの小さな空間で、まるで音に包まれるような没入感高めの音響が元町映画館の魅力。
前席との間隔にゆとりがあるので、座席でリラックスしながらゆったりと映画を鑑賞できます。
また、元町映画館では質の高いドキュメンタリーやインディーズの邦画、ホラー映画、カルト映画など、ジャンルレスでさまざまな作品を上映。欧米以外の作品も上映しており、イスラム映画祭やヘルヴェティカ・スイス映画祭なども開催しているそう。
年に4回、初夏秋冬の季節ごとに、ピアノ伴奏付きでサイレント映画も上映しているそうです。
元町映画館で映画を楽しんだ後は、お友達や家族と元町商店街のおしゃれな喫茶店でコーヒーを飲んだり食事を楽しんだりしながら、映画の感想を話し合うのもいいですね。トレンドのスイーツや、個人で営まれている本屋さんや雑貨屋さんなどもおすすめ。
映画鑑賞と商店街の散策で、休日をたっぷりと満喫できそうです。
【教えてくれた人】元町映画館 高橋 勲さん
元町映画館は、街の小さな映画館です。ミニシアターの上映作品は大きな宣伝がされていませんが、映画館の暗闇の中で個性的な映画を観る体験は、他の大きな映画とは違う何かをもたらしてくれるはずです。
元町映画館 高橋さんおすすめの映画
①狙った恋の落とし方。
②赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道
③港に灯がともる
この14年間に上映した作品数は膨大ですが、「狙った恋の落とし方。」「赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道」の2本は、元町映画館オープニングの2作品なので思い入れがあります。
また、2025年1月に上映予定の「港に灯がともる」(劇映画)も、阪神・淡路大震災からちょうど30年という節目において、ぜひ皆さんにご覧いただきたい作品です。
元町映画館店舗情報
住所:神戸市中央区元町通4丁目1-12
電話:078-366-2636
最寄り駅:JR・阪神元町駅西口から南西へ徒歩6分、阪急花隈駅東口から南東へ徒歩6分
公式サイト
※ページの情報は2024年10月26日時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。