「私たちのブルース」のあらすじ キャスト見どころを紹介
#Netflix動画配信サービス「Netflix」にて配信されている韓国ドラマ「私たちのブルース」。4月に配信がスタートし、Netflixの「今日のTV番組TOP10(日本)」の上位をキープし、現時点(6月22日)でも6位にランクインしているなど人気を得ています。
自然豊かな韓国・済州(チェジュ)島を舞台に、そこで生きるさまざまな世代が織り成す甘酸っぱくもほろ苦い人生模様を描くヒューマンドラマ。14人のキャラクターが8つの物語を繰り広げるオムニバス形式で、演じるのが、ハリウッド映画にも進出し、名実ともに韓国を代表するイ・ビョンホンをはじめ、映画『パラサイト 半地下の家族』の家政婦役で知られるイ・ジョンウン、「海街チャチャチャ」のシン・ミナ、「最高の愛~恋はドゥグンドゥグン~」のチャ・スンウォンなど映画やドラマで活躍する豪華キャスト揃いとあって、大きな注目を集めています。
そんな話題のドラマ「私たちのブルース」をご紹介します。
引用: NETFLIX
目次
Netflix韓国ドラマ「私たちのブルース」とは?
韓国ドラマ「私たちのブルース」は済州島を舞台に、島で暮らすさまざまな世代の人々が織り成す人生模様を描くNetflixオリジナルシリーズのヒューマンドラマです。「愛の不時着」「ヴィチェンツォ」などのヒット作を手掛けるスタジオドラゴンが制作、「大丈夫、愛だ」「ライブ~君こそが生きる理由~」など人間味あふれる物語で知られる脚本家ノ・ヒギョンと卓越した演出で知られるキム・ギュテ監督がタッグを組んだ作品。
本作は人生のゴールまたはクライマックス、そしてスタート地点に立っているなどすべての人々の人生を応援するというコンセプトで、オムニバス形式で展開していくドラマ。済州島のある町に暮らす友人や隣人、家族関係で絡んだ14人が8つの物語を描いていきます。全20話。
出演するのは、13年ぶりに出演した現代劇でこれまでのキャリアの中でも見せたことがないと言っても過言ではないような田舎育ちで一見、性格が粗野な男にチャレンジしているイ・ビョンホンをはじめ、「海街チャチャチャ」での好演もまだ印象に残りシン・ミナ、闘病からの復帰作となるキム・ウビン、そのほか、チャ・スンウォン、イ・ジョンウン、ハン・ジミン、キム・ヘジャ、コ・ドゥシムなど豪華キャストが集結。済州島に暮らす普通の人そのものになりきって、それぞれの人生を生き生きと演じています。
描かれるのは、思いがけず人生の岐路に立った14人の人物たちの苦悩や葛藤。それを8つのエピソードに分けて描いていきます。他で主役を務めたキャストが脇に回ったり、エキストラ的に出演したり、非常に贅沢な作品に仕上がっています。
Netflix韓国ドラマ「私たちのブルース」あらすじ
済州島の魚市場で化粧っ気もなく働くウニ(イ・ジョンウン)は高校時代に両親を続けて失い、残された弟たちのために中退して働いてきた苦労人。今では鮮魚店の社長で市場では一番の資産家だが独身。そんな彼女の前に初恋相手のハンス(チャ・スンウォン)が現れる。ソウルの銀行で働いていたが、済州島の支店に転勤になったのだ。島にいる男たちとは違い、都会的で相変わらず素敵な彼に、ウニはときめきを覚える。しかも妻帯者のはずが、離婚目前と聞き、彼女は落ち着かない。だが、ハンスはゴルフ留学している娘のため借金まみれだった…。そんな二人の話をはじめ、島の外からやってきたワケありの海女と彼女に惹かれる船長、島を行商する男とシングルマザーとの過去、思いがけない妊娠に戸惑う高校生カップル、孫娘と、その世話をすることになった老婆、そして老い先短い母と息子の愛憎など8つの物語が描かれる。
Netflix韓国ドラマ「私たちのブルース」キャスト&登場人物
引用: NETFLIX
イ・ドンソク/演:イ・ビョンホン
トラックに生鮮品や日用品などを乗せて島を回って売る行商人。性格は粗野だが、根はやさしく困っている人たちを放っておけないなど情に厚い。だが、母親とは市場で会っても目も合わせないほど毛嫌いし、母親をおばさんと呼ぶ。ソウルに暮らすミン・ソナとワケあり。
1970年生まれ。1991年、ドラマ「アスファルト、我が故郷」で俳優デビュー。数々の映画、ドラマに出演し、演技力の高さには定評がある。2007年、木村拓哉主演の人気ドラマを映画化した『HERO』に出演し、2009年『G.I.ジョー』でハリウッドデビューを果たす。以後、韓国内外を問わず幅広く活躍。近年は「イカゲーム」(2021)に出演し、話題を集めた。
ミン・ソナ/演:シン・ミナ
イ・ドンソクの初恋の相手。ソウルで他の男性と結婚して男の子をもうけるが、離婚して親権を争っている。
1984年生まれ。ファッション誌のモデルとして活躍後、2001年ドラマ「美しき日々」でイ・ビョンホン扮する主人公の妹役で女優デビュー。映画『甘い人生』(2005)、ドラマ「魔王」(2007)ほか数々の映画、ドラマに出演。近作「海街チャチャチャ」(2021)は大ヒット。
チェ・ハンス/演:チャ・スンウォン
ソウルにある銀行の支店長だったが、故郷・済州島の支店長として転勤。アメリカでゴルフ留学している娘の費用の捻出に苦しんでいる。
1970年生まれ。モデルとして活躍後、1997年から俳優活動をスタート。「ボディガード」(2003)、「シティーホール」(2009)、「ATHENA-アテナ-」(2010)、「最高の愛~恋はドゥグンドゥグン~」(2011)、「ある日~真実のベール」(2021)などで知られる。また2015年にバラエティ番組「三食ごはん 漁村編」で非凡な料理の腕を見せて、新たな人気を獲得。
チョン・ウニ/演:イ・ジョンウン
鮮魚店のほか、カフェを経営する資産家。チェ・ハンスが初恋の相手。口が悪いが、頼りになる姐御的存在。
1970年生まれ。映画、ドラマのバイプレイヤーとして知られる。2009年、『母なる証明』以降、ポン・ジュノ監督作の常連で、『パラサイト 半地下の家族』(2019)の家政婦役で
一躍注目を集める。「椿の花咲く頃」でヒロインの母親役、「未成年裁判」の部長役などさまざま作品で活躍している。
イ・ヨンオク/演:ハン・ジミン
新人の海女で、パブでアルバイト。美人で一見、優しそうだが、自己中心的。
1982年生まれ。ドラマ「オールイン 運命の愛」(2003)、「宮廷女官チャングムの誓い」(2004)、「イ・サン」(2008)、「屋根部屋のプリンス」(2012)、「知ってるワイフ」(2018)などで知られる。日本の同名映画のリメイク『ジョゼと虎と魚たち』(2021)で主演。
パク・ジョンジュン/演:キム・ウビン
海女船の船長。イ・ヨンオクに一目惚れ。
1989年生まれ。モデル出身で、2011年「ホワイトクリスマス」で俳優デビュー。「ゆれながら咲く花」(2012)、「相続者たち」(2013)で人気スターの仲間入り。2017年に上咽頭がんであることを発表し、治療のために芸能活動を休止する。本作は闘病からの復帰作。プライベートではミン・ソナ役のシン・ミナと交際中。
コ・ミラン/演:オム・ジョンファ
エステサロン経営。ウニの親友
1969年生まれ。歌手であり女優としても成功しているところから、“韓国のマドンナ”とも呼ばれる。女優としては、ドラマ「結婚できない男」(2009)、「魔女の恋愛」(2014)、映画「ミスワイフ」(2015)などがある。
カン・オクドン/演:キム・ヘジャ
イ・ドンソクの母親
1941年生まれ。韓国では“国民の母”とも呼ばれる名女優。2009年にポン・ジュノ監督の『母なる証明』で主演、またドラマ「宮-Love In Palace-」(2006)の皇太后役でも知られる。2019年「まぶしくて-私たちの輝く時間-」(2019)では第55回百想芸術大賞の大賞を受賞している。
ヒョン・チュニ/演:コ・ドゥシム
海女のリーダーで、オクドンと親しい。
1951年生まれ。済州島出身。数々のドラマで母親役を演じており、2006年「雪の女王」でヒョンビン、2019年「椿の花咲く頃」でカン・ハヌルの母親役を演じている。本作で親友オクドン役を演じるキム・ヘジャとは1980年から2002年まで続いたホームドラマ「田園日記」彼女の長男の嫁役で共演。また本作で息子マンスを演じたキム・ジョンファンは実子。
ソン・ウンギ/演:キ・ソユ
チュニの孫娘で幼稚園児。
2017年生まれ。「賢い医師生活」にも出演。4歳年上の兄キ・ウンユも子役として、「海街チャチャチャ」「39歳」などで活躍している。
チョン・イングォン/演:パク・ジファン
スンデ屋の店主で、チョン・ヒョンの父親。気性が荒く喧嘩っ早いが、義理堅い。
1980年生まれ。映画『イエローヘア』でデビュー。2017年のマ・ドンソク主演の『犯罪都市』で認知され、ソン・ガンホ主演の『麻薬王』(2018)など強面のビジュアルを生かし、アクション、スリラー映画で活躍。ドラマ「緑豆の花」「ブラックドック~新米教師コ・ハヌル~」などの人気作にも出演。
パン・ホシク/演:チェ・ヨンジュン
氷屋の社長で、パン・ヨンジュの父親。
1980年生まれ。R&Bグループ、7Dayzのメンバーとして芸能界デビュー。解散後、ミュージカル俳優として活躍し、2019年「アスダル年代記」でドラマデビュー。「賢い医師生活」(2020)、「ヴィンチェンツォ」(2021)、「Mine」(2021)などバイプレーヤーとして活躍している。
パン・ヨンジュ/演:ノ・ユンソ
パン・ホシクの娘で高校生、学年一位の成績で一日も早く島から出たいと願っている。
2000年生まれ。モデル出身で、本作が女優デビュー作。Netflix映画『20世紀のキミ』の出演が決まっている。
チョン・ヒョン/演:ペ・ヒョンソン
チョン・イングォンの息子で高校生。真面目で優しく成績優秀、ヨンジュとの関係に悩んでいる。
1999年生まれ。2018年に「キム秘書はいったい、なぜ?」で俳優デビュー。「偶然見つけたハル」(2019)、また「賢い医師生活」シリーズで双子のインターン役で人気に。
Netflix韓国ドラマ「私たちのブルース」見どころ紹介
「私たちのブルース」見どころ1 人生の岐路に立った14人の人生模様に引き込まれる
朝から活気あふれる済州島の魚市場で働く人々を中心に、その友人、隣人、家族らのありふれた日常の中で迫られる人生の選択や決断を描くヒューマンドラマ。老若男女さまざまな世代に起きる出来事は、つい自分のことのように感情移入したくなったり共感を呼ぶようなものばかりです。
14人の登場人物は、初恋の相手との再会にときめきを覚える未婚の中年女性ウニ、銀行の支店長にエリート出世しながら懐は火の車のハンス、ワケありな海女のヨンオク、予期せぬ妊娠に戸惑う高校生のヨンジュとヒョン、その二人の父親で犬猿の仲のイングォンとホシク、島をトラックで行商するドンソクに、シングルマザーのソナなどそれぞれに心に深い傷や問題を抱えながらも懸命に生きている人々です。
そんな彼らによって紡がれる人生模様は決してハッピーなものばかりではありませんが、困難を乗り越えていく姿を通して、元気や勇気、癒しを得られるヒーリングストーリー。見終わっても、何度もリピートしたくなるドラマになるはずです。
「私たちのブルース」見どころ2 韓国を代表するトップスターが集結して紡ぐ群像劇
出演するのは、いずれも主役級スターばかり。まず名実ともに韓国を代表し、ワールドワイドに活躍するイ・ビョンホンは、いまだかつて見たことがないほど粗野で不愛想な男を演じ、観る者の心を揺さぶります。そんな彼との物語を紡ぐのは、「海街チャチャチャ」での好演も記憶に残るシン・ミナ、本作では一転して心を病み、人生を立て直すことに懸命な女性を演じています。またアカデミー賞受賞の『パラサイト 半地下の家族』で存在感を残したほか、名バイプレイヤーとしてあらゆる作品で活躍するイ・ジョンウンは、本作の中心的な人物である鮮魚店の社長を熱演。その彼女の初恋の相手として登場するのは、Netflix映画『楽園の夜』のチャ・スンウォン。演技派二人が演じる人生半ばに差し掛かった男女のドラマは見ものです。
さらに、日本でもリメイクされた「知ってるワイフ」など数々のドラマや映画で活躍するハン・ジミンと、闘病後初の復帰作となるキム・ウビンと繰り広げる恋愛模様もやきもきさせる。また高校生カップルを演じるノ・ユンソとペ・ヒョンソンのみずみずしい演技や、ベテラン女優コ・ドゥシムと名子役キ・ソユによる祖母と孫の心温まるやり取りに、映画『母なる証明』で知られるキム・ヘジャとイ・ビョンホンが織り成す母と息子の凄まじくも深いドラマには圧倒されること間違いなし。
「私たちのブルース」見どころ3 上質な映画を見たような満足感
オムニバス形式というと、一つ一つの物語が独立しているようですが、例えば、他ではドンソクとして物語を担うイ・ビョンホンが別の話では脇だったり、完全に端役だったり。こんな贅沢な使い方をしてもいいんだろうかと思うほど、俳優たちが縦横無尽に出てきて、まさに済州島で生きている人そのものを演じています。
そして、全20話を通して、登場してきた人たちの関係や、さまざまな事情が明らかになり、人と人とのつながりの大切さが改めて感じられます。脚本は「大丈夫、愛だ」「ライブ~君こそが生きる理由」など情感あふれるヒューマンストーリーがお得意なノ・ヒギョン、そして演出はその2作でタッグを組んだキム・ギュテだけに、見応えも十分です。
「私たちのブルース」見どころ4 全編に流れるOSTも豪華アーティスト参加で名曲ぞろい
撮影の80%を済州島ロケで敢行した本作。だからこそ、天候の移り変わりや、海の様子も物語に見事に反映されていて、見ていると済州島を実際に訪れているような気分になるというのも決して大げさではありません。
そんな豊かな自然を背景に描かれるドラマを彩るOSTも魅力的で、BTSのジミンがソロ名義で参加しているなど話題を集めています。
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※ページの情報は2024年1月9日時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。