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【映画ライターが分析】視覚も聴覚も楽しませる!生粋のエンターテイナー北村匠海の5つの才能

#SYO #北村匠海
2021年7月1日 by
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映画ライターのSYOと申します。日本のドラマ・映画界に欠かせない俳優さんの「5つの魅力」を分析する本企画。これまで、横浜流星さん、佐藤健さん、田中圭さん、中村倫也さん、高橋一生さん、窪田正孝さん、綾野剛さんについて書かせていただきました。

第8回目は、子役から大人の役者へと鮮やかに進化を遂げた若きベテラン、北村匠海さんについてです。

北村匠海さんは、1997年生まれの22歳。2008年ごろから俳優活動を始め、幼いころから大いに活躍してきました。2017年の実写映画「君の膵臓をたべたい」で多くの人の知るところとなり、2020年の劇場公開作・待機作は、現時点でなんと7本。ここ数年で一気に売れっ子に上り詰めました。

音楽活動も並行して行っており、2011年から「DISH//」のメインボーカルとしても圧巻のパフォーマンスを披露。俳優業・バンド業、どちらでも成功を収めています。22歳にして、トップエンターテイナーに君臨する男――。そんな北村匠海さんの「5つの才能」を、ご紹介していきましょう。

引用:Amazon

1 子役時点で演技力は抜群! 主役の幼少期を次々と演じた

引用:Amazon

改めて北村匠海さんの俳優としてのキャリアを観ていくと、非常に堅実かつ順調に出演歴を重ねてきた印象です。映画デビューは、2008年の「DIVE!!」。こちらでは、池松壮亮さんが扮した飛び込み選手の幼少期を演じました。

限られた出番ではありますが、天才スポーツ少年の“ルーツ”を初々しく演じています。夕日に照らされた笑顔と、水着姿がまぶしい。映画「重力ピエロ」では岡田将生さんの幼少期、映画「TAJOMARU」では小栗旬さんの幼少期と、メインキャラの幼少期を演じてきた点を観ても、彼が若くして役者の才能を発揮してきたことがわかります。

テレビドラマとしては、やはり2011年の「鈴木先生」でしょう。問題行動を一切起こさない優等生の中学生だったはずが、給食の最中に衝撃的な行動に出る生徒。そこには、深い理由があって……。第2話は、まるっと北村匠海さんのメイン回なので、ご興味のある方はぜひ。この時点で、演技力がずば抜けています。長谷川博己さんにまったく臆することのない強気な演技も素晴らしい。ちなみにこのドラマ、土屋太鳳さん、松岡茉優さんら人気俳優が多数出演しています。

2 音楽センスを生かした、「声&歌声の演技」

北村匠海さんの演技で特徴的なのは、甘いようで寂しげで、つぶやいているようなのにはっきりと通る声の演技。この武器は、子役自体から一貫しているように感じます。

「鈴木先生」で教師に言い放つ「ほんとはわかってるくせに」というセリフの破壊力含め、キャリア初期から「声の使い方」が非常に上手い。その特技を生かし、アニメ映画「HELLO WORLD」「ぼくらの7日間戦争」などでは声優も務めています。

そして、歌声。「DISH//」でも美しい歌声と驚くべき声量を発揮していますが、映画の中でも「DISH//」とは一味違った音楽性で魅せてくれます。その集大成と言えるのが、映画「サヨナラまでの30分」です。

内向的な性格だった青年が、バンドマンの幽霊(演じるのは新田真剣佑さん)に取りつかれることで、人生が一変。バンドに加入し、見事な演奏と歌声で魅了してくれます。北村匠海さんの魅力が全部詰まったといっても、過言ではない「サヨナラまでの30分」。映画としてもすごくクオリティが高いので、ぜひご覧いただきたいです。

また、多部未華子さんが若返ったおばあちゃんを演じた映画「あやしい彼女」では、白塗りでデスメタルを演奏。ギャグパートのはずなのに歌がめちゃくちゃ上手いという、何とも味わい深いシーンになっています。

3 静かに、だが千の言葉より雄弁に。深い「まなざし」

「声」と同じくらい、北村匠海さんにしかない武器があります。それは「目」。つまり、まなざしの演技です。クリっとした大きく可愛らしい目が彼の特徴ですが、その恵まれた容貌をフルに使った視線は、表情以上に、セリフを超えて、演じるキャラクターの想いを映し出します。

彼の代表作である映画「君の膵臓をたべたい」では、まなざしの演技の真骨頂を存分に堪能できます。他人と話すのが苦手で、極力関わらないように生きてきた高校生の前に現れた、余命わずかな同級生。本作では、浜辺美波さん演じるヒロインを見つめるシーンが多く、北村匠海さんのセリフに頼らない目線の表現力にうならされます。永野芽郁酸と共演した映画「君は月夜に光り輝く」も同様ですね。

テレビドラマ「鈴木先生」の松岡茉優さんと再共演した映画「勝手にふるえてろ」では、ヒロインの永遠のあこがれである同級生を演じていますが、ここでも「君だけに観ててほしかった」というセリフと静かなまなざしで、恐るべき破壊力を見せつけています。

これらの作品に見られるような「低体温なキャラクター」も彼の得意とするところですが、口数が少ないぶん、ミステリアスなキャラクターを目線だけで表現する能力が突出しているように感じます。

4 近年では「役柄の幅」が大いに拡大!できない役は皆無

映画の北村匠海さんを観ていると、ナイーブで静かなキャラクターを好んで演じているように感じてしまうかもしれませんが、驚くなかれ、役柄の幅は「そんなに!?」と思ってしまうほどに広いのです。残り2つの項目で、紹介していきましょう。

先の項目で紹介した映画「あやしい彼女」で演じたバンド青年もなかなか意外なキャラクターですが、テレビドラマ「ゆとりですがなにか」では、超迷惑なキレキャラをエネルギッシュに演じています。松坂桃李さん演じる教師に恋人(吉岡里帆さん)を取られたと感じ、ストーカー化&当たり散らすはた迷惑な役で、「君の膵臓をたべたい」とは正反対。松坂桃李さんに「威張んなファッション眼鏡!」と言い返される喧嘩シーンは爆笑ものです。

テレビドラマ「隣の家族は青く見える」では、眞島秀和さんとゲイカップル役に挑戦。爽やかで甘えん坊な青年役で、こちらも、新たな魅力を開拓する作品となりました。「十二人の死にたい子どもたち」では、杉咲花さん、新田真剣佑さん、高杉真宙さん、橋本環奈さんたちと共演。若手実力派俳優が勢ぞろいし、「全員秘密を持っている」ミステリーで、意味深なキャラクターを演じました。

髪を染めて挑んだ「影踏み」では、山崎まさよしさん扮する「ノビ師」(家主が寝静まった夜中に、人の家に侵入する泥棒)の弟分を熱演。まっすぐな青年ですが、それだけではない“謎”がある難しいキャラクターを、見事にこなしています。

5 ライブでも、スクリーンでも!躍動する「身体表現」

最後の項目では、北村匠海さんの身体能力の高さが感じられる作品を紹介しましょう。「DISH//」のコンセプトが「演奏しながら歌って踊るダンスロックバンド」である点からも想像できるとおり、北村匠海さんは運動も大得意。ライブではキレッキレの動きを見せてくれますが、スクリーンの中でも躍動しています。

まずは、土屋太鳳さんと再共演した映画「春待つ僕ら」。本作では、バスケに青春をかける高校生を懸命に演じています。迫力の試合シーンもたっぷり盛り込まれており、北村匠海さんがコートを駆ける姿や、スリーポイントシュートを難なく決める雄姿を拝めます。

そして、映画「ディストラクション・ベイビーズ」では非行少年に扮し、スケボーを乗りこなすほか、ケンカシーンにもチャレンジ(かなり悪い役です)。ちなみにこの映画、柳楽優弥さんと菅田将暉さんが視界に入った人々をひたすらボッコボコにするかなりの問題作なので、暴力シーンが苦手な方は覚悟してご覧ください。

公開待機作には、とんかつ屋の跡取り息子でDJを演じる映画「とんかつDJアゲ太郎」もあるので、ここでもアクションを見せてくれるかもしれませんね。

役者としての長いキャリアがもたらした「ブレなさ」、そしてミュージシャンとしての「才能」、どちらも持っているのが北村匠海さんのすごいところ。

北村匠海さんのミュージシャンとしての実力は、YouTubeで「The First Take」と検索していただければ、彼の一発撮りの歌唱動画に行き着くはずです。間違っても、「俳優が音楽もやってる」レベルのポテンシャルではありません。北村匠海さんは、俳優でありミュージシャンでもあるのです。どちらも甲乙つけがたいほどハイレベルで、共存しているズルい男なのです。

新型コロナウイルスの影響で、多少公開時期にズレは生じるかもしれませんが、公開待機中の映画はなんと6本。ちょっと聞いたことのない数字です。北村匠海さんのとんでもない人気と、とびぬけた実力が如実に反映されているといえるでしょう。

冒頭に述べたとおり、俳優とミュージシャンの「二刀流」である北村匠海さん。これはつまり、彼の魅力にハマったらずっと、様々なシーンで楽しめるということです。僕自身、映画「サヨナラまでの30分」のアルバムや「DISH//」の曲をiTunesに入れていますが、映画やドラマで視覚的に、音楽で聴覚も楽しませてくれるこの人は、やっぱり生粋のエンターテイナーと言わざるを得ません。

日本の芸能界を見渡してみても、非常に稀有で、替えがきかない存在。
俳優としても、ミュージシャンとしても、北村匠海の紡ぐ世界は、七色に輝いています。

北村匠海 歴代出演ドラマを星評価!

TVログでは、北村匠海さんが出演している歴代ドラマに星評価をつけることができます!よかったら評価をお願いします!

 

※ページの情報は2021年7月1日時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。

TVマガ編集部

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