「恋はDeepに」石原さとみと綾野剛の相性抜群で…新婚生活が心配!?【辛酸なめ子コラム】

石原さとみさん、綾野剛さんが出演する「恋はDeepに」の第2回が、4/21（水）に放送されました。

同作は、魚オタクで海洋学者の渚海音（石原さとみ）が、マリンリゾートの開発をきっかけに不動産会社の御曹司・蓮田倫太郎（綾野剛）と出会うラブストーリードラマ。

コラムニストの辛酸なめ子さんも「恋はDeepに」を楽しく視聴しているということで、その感想をお話いただきました。

結婚しても変わらぬ反則的なかわいさの石原さとみ

かわいさがさらに完成度を高めている……綾野剛と石原さとみ(敬称略)がW主演「恋はDeepに」（日本テレビ系）を観て、石原さとみの一挙手一投足に釘付けになりました。「春の超豪華 さんま御殿！！」に出演した時、明石家さんまに新婚生活について聞かれて「幸せです」と答えていたのは記憶に新しいですが、新婚の愛されオーラがあふれ出ているようです。

しかもドラマ撮影とはいえ、綾野剛とも仲が良好で……。ドラマ撮影が始まる前から文通してお互いを深く知ろうとしていた2人。石原さとみは「マネージャーさんを通して文通させてもらい、綾野さんの言葉にたくさん救われました」と女性誌のインタビューでも語っています。

さらにドラマのポスター撮影での動画も話題になりました。抱き合ったり顔を密着させたりして綾野剛が恥ずかしがっても「なんでよ!」とノリノリの石原さとみが反則的なかわいさでした。しかもその後、「綾野さんの肌の水分量、好きです!!」と番宣で告白。頬が密着しただけで水分量を感知できるとは……人生経験値の高さを感じさせます。綾野剛も石原さとみについて「基本、全部愛おしいんで」と語っていたそうなので、相性が抜群です。

石原さとみの夫が見た時、どう思うか老婆心ながら心配になってしまいますが……。綾野剛以上に妻を「愛おしい」と思っていることはまちがいなさそうなので、全て許してしまいそうです。もしくは嫉妬が刺激になったり……。ちなみに石原さとみのコンプレックスは「耳たぶが薄いこと」。無理にコンプレックスを探さなくても良いんですよ、と言いたくなります。

真骨頂の”ラブコメ”を水を得た魚のように演じる

「恋はDeepに」では、水を得た魚のように恋愛コメディを演じている石原さとみ。実際、魚とテレパシーで会話するシーンも出てきますが、彼女が演じるのは海と魚を愛する海洋学者の渚海音。星ヶ浜海岸の環境を守りたいと考えている彼女は、建設会社・蓮田トラストのリゾート開発に警戒心を強めます。

蓮田トラストの御曹司はイケメン3人兄弟なのですが、長男の蓮田光太郎（大谷亮平)に、海洋学者として開発チームに誘われた海音。内側からリゾート開発を阻止できるかもしれないと思い、参加を決意します。次男の倫太郎（綾野）は海音に感じ悪く接しますが、彼女は気になってしかたありません。

ある時、浜辺でゴミ拾いなどしていた海音は、スキューバダイビング中に溺れそうになった倫太郎を発見。かよわい女性なのに海中の倫太郎を引き上げ、キス。しばらくして倫太郎は意識を取り戻します。なぜ、人口呼吸でなくキスなのか……。どうやって海中の倫太郎を発見して引き上げられたのか、さまざまな謎を残した第1回でした。

ネットでは、渚海音＝人魚説が囁かれています。「人魚姫」の物語でも溺れた王子を人魚が助けてキスする展開が。日本の伝承ですが、人魚の肉を食べると長生きできる、と言い伝えられているほどの存在なので、溺れている人をキスで生き返らせることも簡単にできそうです。

魚との会話が伏線に？ 石原さとみは人魚？

第2回は、助けたのになぜか気まずい空気の2人から始まります。倫太郎がキスされたことを覚えているかが確証が持てない海音。蓮田トラストは、リゾート開発のため世界的なホテルを誘致しようとします。そこで登場したのが、クセが強いCEO、デイヴィッド（小手伸也）。喋り方がインチキ外国人風の訛りで、視聴者はすぐ怪しいと気付きますが、大企業の資金力に目がくらんだ蓮田トラストの人々は、CEOを持ち上げていました。

デイヴィッドは海中展望タワーや海中トンネルに乗り気になりますが、海の環境が壊れてしまうことを心配する海音。強引にデイヴィッドにアピールし、説得の機会を得ようとします。「デイヴィッドさんの大ファンです!」と一緒に写真を撮ってもらったりして取り入る海音。やり手のCEOも人魚の魔力には勝てず、倫太郎と海音を自分のホテルに招くことに。

そのホテルには巨大な水槽がありましたが、海音は一匹の魚の様子に目を留めます。このドラマでは、海音が魚とテレパシーでコミュニケーションする様子が時々出てきます。彼女が海の世界の住人であることの伏線でしょうか。家では水槽のウツボなどと会話している不思議キャラです。「なんで人間なんか助けたんだよ」とか苦言を呈されていましたが……。

海中トンネル推しの綾野剛も人魚の魔力にはかなわず…

第2回のクライマックスは、CEOデイヴィッド絡みのパーティでのワンシーン。デイヴィッドに、海の環境保全について訴えた海音ですが、彼に伝わっていない様子で意気消沈。倫太郎と一緒に高層階からエレベーターに乗り込むのですが、停電が発生しエレベーターが止まってしまいます。

窓越しの景色を見て、具合が悪くなる海音。実は高所恐怖症だったようです。「深いところなら平気」というセリフが意味深でしたが、深い海の中で暮らしていたということでしょうか。高層階に止まったままのエレベーターで意識が朦朧として、しゃがみ込んでしまった海音。震える彼女の肩を抱き「もうすぐ動くから、大丈夫」と励ます倫太郎。「優しいのか冷たいのかわかんないんです」と言いながらも、死にそうな海音の腕をさすり続けます。

第1回では倫太郎が海音に助けられ、第2回では海音が倫太郎に助けられる……恋愛フラグが立ちまくりです(帰宅してまたウツボに叱られていましたが……)。倫太郎は海中トンネル推しだったはずなのに、この一件のあと、急に反対派に転向。人魚の魔力に陥落したようです。西洋では、歌声で船乗りを惑わせた人魚の伝説があるので、ちょっとした密着で相手を意のままに操ることなどたやすいのでしょう。

人魚の匂わせが続く「恋はDeepに」今後の展開は？

人魚の匂わせが続き、恋愛への期待も高まってきましたが、今後どのような展開になるのか楽しみです。ちなみにワルシャワには人魚の伝説があり、悪徳商人に見世物小屋に売り飛ばされそうになった人魚が漁師に助けられ、そのお礼にワルシャワが危機に襲われたら助けると約束した、というストーリーです。

もしかしたら、海音が海に帰る前に、日本の危機を救うと約束したり……アマビエのように疫病封じしたり、そんな壮大な展開になるかもしれません。とりあえず今の時点では、石原さとみの美しさに癒され救われる人も多そうです。

※ページの情報は2021年4月27日時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。