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パンサー向井・胸がギュッとなるほど共感したドラマは?演じたのはムロツヨシ!【ドラマ語ログ】

#宮地ケンスケ
2021年2月9日 by

こんにちは、よしもと芸人・ニブンノゴ!宮地ケンスケです。

ドラマ好きな芸能人にドラマについて根ほり葉ほり聞く、TVマガの連載企画。今回のゲストはパンサーの向井慧さんです。彼もまた多忙を極めながらもドラマチェックを欠かさないドラマウォッチャー。

インタビュー後半にはパンサーの結成秘話なども聞けたのでぜひ最後までご覧いただければと思います!

織田裕二主演「お金がない!」東海テレビの再放送回数がすさまじい!?

宮地ケンスケ(以下宮地):初めて観たドラマって何ですか?

向井慧(以下向井):ぼんやりで申し訳ないですけど、確か、酒井法子さん、大沢たかおさん、竹野内豊さんが出ていた「星の金貨」だったと思います。

宮地:え?ドラマが若いぞ!(笑)年齢はいくつでした?

向井:たしか小学3年くらいだったと思います。家族が観てたので一緒に観てたって感じですかね。ちゃんと認識して観たっていうのは織田裕二さん主演の「お金がない!」でした。

宮地:いいドラマスタート切ってますね〜。

向井:僕、名古屋出身なんですけど、東海テレビ(フジテレビ系列)の夕方帯に「お金がない!」の再放送めちゃくちゃしてたんですよ。

宮地:聞いたことある!名古屋、めちゃくちゃ再放送してたって!

向井:もういいよってツッコミたくなるくらい(笑)観たのが小学5年くらいだったんですけど、ドラマの印象といったら、前半コミカルで陽気な織田裕二さんが後半に怖くなったのが衝撃で。

宮地:あれは怖かった!お金を手にして人が変わってしまうんですよね。

向井:まだ小学生だったから演技という認識もなかったから、ただただ怖かった(笑)

「古畑任三郎」を見たきっかけは、さんま・鶴瓶が出ていたから!?

宮地:中学生以降でハマったドラマとかは?

向井:この時期ってドラマも好きでしたけどどっちかというとお笑い番組にハマってまして。

宮地:向井がハマった時ってお笑いどんな番組やってた?

向井:「ボキャブラ天国」とか「笑う犬の生活-YARANEVA!!-」、「爆笑オンエアバトル」ですかね。お笑い番組ばっかり見てたので。ドラマも芸人さんが出てるやつを観てました。「古畑任三郎」シリーズにハマったんですが、それもゲストにさんまさんとか鶴瓶師匠とか出てたからそれで観始めたのがきっかけ。

宮地:芸人さんがドラマ出るから観たっていう流れですね。

向井:最初は芸人目的だったけど観始めたらストーリーが面白くて、結果古畑にハマった感じですね。あとは、「池袋ウエストゲートパーク」も衝撃でしたね。長瀬智也さんがカッコよすぎた〜。

人生の“理不尽さ”“生きづらさ”が表現されるドラマが好き

宮地:ドラマのジャンルの好みってなんですか?

向井:僕、ドラマ好きというか…自分が芸人をやっていて感じる才能や理不尽なこと、生きづらさ、悩みとかを語ってくれているもの(ドラマ)が好きなんです。自分に重なるから熱く語れるんですよ!

宮地:なるほど!

向井:なので全ドラマ熱く語れるわけではなくて「わかるわ〜」って共感できるドラマが好き!

宮地:その中で特に熱くなれた作品って何?

向井:「重版出来!」です。黒木華さん演じる新米編集者が主人公の話なんですが…。出版社の中でも入りたい部署に入れなくてやる気のない人、本を売るために冷酷にならざるを得ない人、才能ないけどダラダラ続けている漫画家…といろんな登場人物が出てくるんです。その人たちと自分を重ねる部分があって。

宮地:編集者や漫画家の世界と、芸人の世界って近いものあったよね。

向井:“才能がすべて”のお笑いの世界で仕事してるんで。才能がないなら、ないなりの戦い方があるんだなとも思えて。自分自身の心にビシビシ伝わるものがあった作品ですね。

「重版出来!」ムロツヨシ演じる、漫画家アシスタント沼田にシンパシー

宮地:「重版出来!」の登場人物で印象的だったのは?

向井:ムロツヨシさん演じるベテランアシスタント・沼田ですね。自分に才能があると言い聞かせて20年近く漫画家を目指すも、ダラダラとアシスタントしかできていない。そんな沼田が、永山絢斗さん演じる天才漫画家の中田という男と出会い、圧倒的な差を見せつけられ、漫画の世界から身を引くというシーン。あれは胸がギュッと締めつけられましたね。

宮地:あのシーン、私も好きです。

向井:自分も15年芸人やっていて同期が去っていく姿を見てきましたし、あと同期のチョコレートプラネットやシソンヌという天才と出会いとんでもない才能を見せつけられて。僕、以前はボケをやっていたんですけど、これじゃ勝てないとツッコミになったんです。

宮地:確かに!向井って1年目はボケやってたもんね!そんな経緯があったとは…

向井:その時の気持ちがブワっと蘇ってきましたね。

「グランメゾン東京」鈴木京香さん演じる倫子さんにも自分を重ねる

宮地:最近観たドラマで印象に残ってるものありますか?

向井:木村拓哉さん主演の「グランメゾン東京」です。第一話で鈴木京香さん演じる倫子さんが木村拓哉さん演じる尾花の作った料理に「なんで私、これ作れないんだろ?」って言って泣きながら食べたシーンを見て、「あ、これは最後まで観なきゃいけないドラマだ」って(笑)。

宮地:「重版出来!」と同じ才能が関連してますもんね。

向井:そうです。自分が苦手な大喜利とか体張る系の仕事とかを、相方の尾形さんとか菅さんに補填してもらってパンサーとして成り立っている。「グランメゾン東京」も倫子さんができないことを尾花が補填し、尾花ができないことは他の人が補填してグランメゾン東京というレストランが成り上がっていく。そんな姿を勝手に重ねちゃって。

「M 愛すべき人がいて」は、とにかくツッコミどころが満載!

宮地:いい意味で期待を裏切られたドラマってなんですか?

向井:安斉かれんさんや三浦翔平さんが出演された「M 愛すべき人がいて」です。いい意味で裏切られましたよね。ツッコミどころの多さ。芸人としての腕が鳴るというか(笑)。あのドラマもそういう作りだったと思いますし。

宮地:あれはSNSで沸きましたもんね。

向井:インスタライブで、「M 愛すべき人がいて」を観てツッコむという企画をやっていたほどで(笑)。こういうドラマってあるんだなって。視聴者のツッコミで完結するという。このドラマでたくさんの新体験ができたなと思います。

宮地:向井が、「M 愛すべき人がいて」について語っているツイートは何度か拝見しました!

向井:レギュラーでやっているラジオでドラマの話を熱く語っていたら、ゲストに主演の安斉かれんさんが来てくれたんですよ!そういう繋がりも嬉しかったですね!

今、いちばん気になる俳優は山田裕貴・シソンヌのじろう

宮地:今、気になる役者さんは?

向井:山田裕貴さん。彼が出演されたドラマ「HiGH&LOW」が大好きで、作中で山田裕貴さんは村山良樹という鬼邪高校の番長役を演じているんです。超漫画的な役柄なんですけど、それを表現できていることに感動して。この人、いいなぁって。それから気になりだしたんですけど、めちゃくちゃ役の幅が広いじゃないですか?最近だと、田中圭さん主演の「先生を消す方程式。」の先生もヤバかったし。結局、山田裕貴さんが出てると観ちゃっているなと。

宮地:最近芸人さんもドラマに出演することが増えてますが、芸人だと誰の演技が好きですか?

向井:シソンヌのじろうです。彼をNSC在学中から見てますけど、基本変わっていないんですよね。ずっとあのポテンシャル。やっぱりみんながいいっていうものだったんだっていう安心感がありますね。

宮地:確かに!

向井:最近だとムロツヨシさん主演の「親バカ青春白書」に霊媒師役で出演していたんですけど、腹抱えて笑っちゃいましたもん。多分、アドリブだったと思うんですけど、こんな一流のキャスト・スタッフの作品でOKテイクにしちゃうってすごいなって。

宮地:芸人をやっていたら色々なドラマがあると思うんですけど、芸人人生でのドラマチックなお話も聞かせてもらえませんか?

向井:また同期の話になるんですけど、2014年の「キングオブコント」の時ですかね。シソンヌが優勝した年なんですけど、僕らは準決勝で敗退して本番は審査員としてスタジオにいたんですよ。

宮地:その頃はまだ芸人100人が審査する採点システムでしたもんね。

向井:最終決戦がシソンヌとチョコレートプラネットだったんです。

宮地:どっちもパンサーと同期だ。

向井:そうなんです。どっちかが優勝するっていう最終投票。そんな姿を見ながら悔しさと嬉しさと誇らしさと、色々な感情が綯い交ぜになりながら審査のボタンを押したことが自分の中ではドラマだったと思います。あの時のシロかクロじゃない感情は今でも鮮明に覚えています。

パンサー結成秘話・向井と尾形が菅を取り合った結果、トリオが誕生!

宮地:パンサーの結成を今まで聞く機会なかったからここで聞きたいんだけど。

向井:元々組んでいたトリオが解散して、同期で相方を探していたんですけどなかなか見つからなくて。芸歴も重ねていたので、次組むときは売れるということに標準を置いて相方を選んでみようと思ったんです。だったら仲良しとかは一回捨てて、面白い人と組もうと。面白いとか、誰とも組んでないという条件を満たしていたのが菅さんだったんです。

宮地:菅が向井を誘ったのではなく、向井が菅を誘ったってこと?

向井:はい。僕が「コンビ組みませんか?」とお誘いしました。

宮地:てっきり逆かと思っていた。面識はあったの?

向井:全く喋ったことはなかったです。菅さんと仲が良い先輩がいたんですけど、その方に連絡先を聞いて。

宮地:どういう風に連絡したの?

向井:「はじめまして、向井と言います。もしよかったらコンビ組んでもらえませんか?」って。

宮地:恋愛の告白とほぼ一緒(笑)。それで、菅の返事は?

向井:尾形さんが、菅さんにコンビ組まないか?って誘っている最中だったんです。尾形さんもピンの活動に限界を感じていたみたいで。

宮地:同じタイミングで言ったんだ?!っていうか菅、モテモテだな(笑)。

向井:菅さんを取り合った感じですかね(笑)。

宮地:なぜトリオでやることに?

向井:元々、菅さんと尾形さんはユニットライブを一緒にやっていたりして面識があって、もう菅さんと尾形さんのコンビ活動はほぼ決まっていたんです。そんな中菅さんに、「僕は尾形さんとコンビでやる。もしトリオという形でよければ考えてみるけど」って言われたんです。

宮地:向井の答えは?前もトリオだったわけじゃない?次もトリオっていうことに抵抗はなかった?

向井:ありました。尾形さんだし(笑)。

宮地:アハハハハー!

向井:全然違うタイプだし。でも、ここで「じゃあやめときます」って諦めたら、また相方探しの大変な日々が続くのかと思って。ダメだなと思ったらやめたらいいと思って、やらせてもらうことになったんです。

宮地:トリオのフィット感はどうでした?

向井:菅さんが作ってきてくれたネタが初舞台で早速ウケたんです!吉本の若手ライブってピラミッド形式なんですけど、自分の予想をはるかに超えるスピードで上に行くことができて。

宮地:その印象は凄くあります!

向井:それで、今に至る感じです。

宮地:同期の話、結成の話とドラマチックなお話をありがとうございました!!

 

 

パンサー 向井 慧(むかいさとし)
芸人。1985年生まれ。愛知県出身。趣味はラジオを聴く、散歩、カラオケ。

ニブンノゴ! 宮地ケンスケ(みやじけんすけ)
芸人・構成作家。1976年生まれ、高知県出身。趣味はドラマ鑑賞、ジャニーズのチェック、体を鍛えること。

写真:岡村大輔

※ページの情報は2021年2月9日時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。


宮地ケンスケ(ニブンノゴ!)

芸人・構成作家。1976年生まれ、高知県出身。 趣味はドラマ鑑賞、ジャニーズのチェック、体を鍛えること。

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